今日の記事はヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」の構成銘柄7位の「研創 (7939) 」の分析です。ヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」は2022年6月30日時点で40銘柄となっています。40銘柄の構成銘柄の内訳は以下を見て下さい。
ヘムの「DOE採用株ポーhttps://yutai-value-index.com/doe-dividend-performance-202207/トフォリオ」構成銘柄&運用成績
今日はヘムのDOE採用株ポートフォリオ 構成銘柄7位企業向けサイン、ネーム板等金属銘板の国内トップでLED銘板が6割を占めてる「研創 (7939) 」の分析だよ。まずは、分析結果の要約です。DOEに就いては以下のページで詳細の説明をしているのでそっちを見てね。
「研創 (7939) 」の分析結果の要約
では、本日は研創 (7939) を紹介します。
「研創 (7939) 」はPER11.2・PBR 0.6・ミックス係数6.72と割安株です。DOE2%を目途とした配当政策を採用しており、純資産も5年で約45%増加しています。優待・配当利回りは1000株保有で3.55%で 配当性向は約37.33%と無理のない範囲です。
ヘムの選定基準は、「その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか?」がイエスである事です。分析記事では最初にその銘柄の優待・配当継続性自信度を記載します。
「研創 (7939) 」
優待・配当継続性自信度
自信度 A ◎
「 研創 (7939)」の指標分析
では、研創 (7939) の各指標を具体的に見ていきましょう。
- 銘柄 研創 (7939)
- 株数 1000株
- 指数構成順位 7位 / 40銘柄中
- 指数構成比率 4.15%
- 直近株価 450円 (2022/7/28)
- 購入価格 439円 (+2.5%)
- 優待 クオカード
- 100株以上保有で 500円のクオカード
- 1000株以上保有で 1,000円のクオカード
- PER 11.2
- PBR 0.60
- ミックス係数 6.72 割安
- 純資産の成長 順調に純資産が積みあがってます
- 5年前 1,932百万円 → 直近 2,809百万円 (約45%増)
- 3年前 2,239百万円 → 直近 2,809百万円 (約25%増)
- 自己資本比率 49.1%
- 配当 15円
- 配当利回り 3.33%
- 配当性向 37.33% 無理のない範囲
- 優待・配当利回り 1,000株で3.55%
- DOE 2%を目途
配当金額につきましては、純資産配当率 (DOE)2%を目安に各期の業績や経済情勢を勘案して決定するものとしております。
2022年3月期 研創 (7939) 有価証券報告書
2022年5月12日に公表した「2023年3月期-2027年3月の中期経営計画」でDOE2%目途の配当政策を明記しています。
これだけはっきり明記しているので、2027年まではDOE2%基準は継続されそうだね。以下は、同社がDOE2%基準を決定した時に説明文だよ。
ここ数年、当社は安定した利益を確保して株主の皆さまへ還元するとともに、有利子負債の削減と内部留保の拡大を進めてまいりました。加えて2021年3月期においては、本日公表の業績のとおり負債の圧縮が進んだこともあり、自己資本比率は45.4%に高まるなど当社の財務基盤は一定の強化がなされたものと判断しております。
こうした状況を踏まえ、当社は日頃からご支援いただいている株主の皆さまに対して、より一層の利益還元を図ることが重要であると考え、今後は配当の水準を引き上げるとともに、より安定的な配当を行うため、純資産に比例する指標を目安に配当金額を決定することといたしました。
株 式 会 社 研 創 2021/5/7発表
「 研創 (7939) 」の売上・利益分析
売り上げ・利益の過去の安定性はどうでしょうか? 左軸は売上、右軸が経常利益、単位は百万円です。2009年のリーマンショック時は赤字転落もその後は順調に成長。2021年のコロナ期に業績が落ち込むも、2022年3月期には回復。企業向けのサインがメインビジネスの為、景気敏感株でショック時の落ち込みは大きくなります。
BPS(一株当たり自己資本)はリーマンショック後は順調に成長しています。DOE採用銘柄で、今後の配当の維持は可能と思われます。
DOE採用株投資の狙いは、「安定して黒字 → 自己資本が成長 → 配当も成長」という流れが大切なんだ。研創の場合はDOE2.0%を目途とした配当政策を採用しているから、BPS(一株当たり自己資本) X 2.0%が配当の目途になるんだ。BPSが成長すると自動的に配当も成長していくよ。その上で改めて上のBPSの推移を見てごらん。
BPSはずっと右肩上がりだよね。実際に配当も成長してきたの?
実際の配当推移は、次項で説明するね。研創では2021年の3月期の有価証券報告書で初めて「DOE(連結自己資本配当率)2.0%を目途に配当を行う」という配当政策にDOEを導入したよ。
「 研創」の配当金の推移
長期的に増配傾向である事が見て取れます。優待・配当利回りは3.55%(1000株保有)で、配当性向は約37.3%と高すぎません。DOE2.0%目途の配当政策を採用しており、BPSも順調に成長している事から今後の増配も期待できます。
下のグラフを見るとBPS(一株当たり自己資本)の成長に伴い、実際の配当額も成長している事が分かるね。研創 では2021年の3月期の有価証券報告書で初めて「DOE(連結自己資本配当率)2.0%を目途に配当を行う」という配当政策にDOEを導入したよ。
「 研創」の自己資本と負債の推移
続いて自己資本の推移ですが本当に綺麗な右肩上がりで素晴らしいです。自己資本比率も2013年で22.7%が2022年で49.1%まで上昇し好財務です。
2022年3月期の時点で優待・配当利回りが3.55%(1000株保有時)とそこそこですが、過去の配当推移が増配基調である事、DOE2.0%目途の配当政策を採用している事、業績も安定しており毎年BPSが成長している事から今後も増配が期待できると思っているよ
「 研創 」の株価の推移
ヘムは、購入時点で「割安であるか?」「今後も長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれる安定した収益性があるか?」を重視して銘柄を選定します。あまり、株価のバリュエーションは気にしないのですが、ご参考までに1年チャートと5年チャートを並べておきます。
1年チャート
TradingView提供のチャート
5年チャート
TradingView提供のチャート
ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ」 全51銘柄 割安優待株で構成!
- ヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」 全41銘柄 配当政策にDOEを採用の割安株で構成!
- ヘムの「不人気株ポートフォリオ」 全46銘柄 究極の逆張り投資!(通称嫌われ者ファンド)
- ヘムの「インデックス投信積み立てファンド」 e-Maxis中心にIndexfundを毎月積立て
- ヘムの「7資産分散海外ETFファンド」 バンガード中心に海外ETFを分散投資
- ヘムの「全投資 ポートフォリオ」 ヘムのすべての投資資産の全体の運用成績
があります。そのポートフォリオに実際に投資して、売買手数料や配当や税金をすべて含めた成績を長期に渡って公表していきます。2022年の秋には「連続増配宣言株ポートフォリオ」を運用開始予定です。
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