今日の記事はヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」の構成銘柄9位の「アルフレッサホールディングス (2784) 」の分析です。ヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」は2022年7月31日時点で41銘柄となっています。41銘柄の構成銘柄の内訳は以下を見て下さい。
今日はヘムのDOE採用株ポートフォリオ 構成銘柄9位医薬品卸で国内首位の「アルフレッサホールディングス (2784)」の分析だよ。まずは、分析結果の要約です。DOEに就いては以下のページで詳細の説明をしているのでそっちを見てね。
「アルフレッサホールディングス (2784)」の分析結果の要約
では、本日はアルフレッサホールディングス (2784) を紹介します。
「アルフレッサホールディングス (2784) 」はPER15.9・PBR 0.72・ミックス係数11.45とやや割安な株です。DOE2.3%以上の配当を基本方針としており、純資産も5年で約20%増加しています。配当利回りは3.41%で 配当性向は約54.41%とやや高めです。
ヘムの選定基準は、「その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか?」がイエスである事です。分析記事では最初にその銘柄の優待・配当継続性自信度を記載します。
「アルフレッサホールディングス (2784) 」
優待・配当継続性自信度
自信度 C ▲
「 アルフレッサホールディングス (2784)」の指標分析
では、アルフレッサホールディングス (2784)の各指標を具体的に見ていきましょう。
- 銘柄 アルフレッサホールディングス (2784)
- 株数 200株
- 指数構成順位 9位 / 41銘柄中
- 指数構成比率 3.20%
- 直近株価 1,670円 (2022/8/4)
- 購入価格 1,728円 (-3.36%)
- 優待 無し
- PER 15.9
- PBR 0.72
- ミックス係数 11.45 やや割安
- 純資産の成長 順調に純資産が積みあがってます
- 5年前 393,550百万円 → 直近 471,835百万円 (約20%増)
- 3年前 442,056百万円 → 直近 471,835百万円 (約7%増)
- 自己資本比率 36.2%
- 配当 57円
- 配当利回り 3.41%
- 配当性向 54.41% やや高め”(-“”-)”
- 優待・配当利回り 3.41%
- DOE 2.3%以上を基本方針
当期の配当につきましては、「19-21中期経営計画 さらなる成長への挑戦 ~健康とともに、地域とともに~」で策定したとおり、連結業績を基準に、財務体質の強化や経営基盤の安定性および将来の事業展開等を総合的に考慮し、連結純資産配当率(DOE)2.3%以上を基本方針としております。
2022年3月期 アルフレッサホールディングス (2784)有価証券報告書
2022年5月16日に公表した「22-24中期経営計画」でDOE2.4%以上の配当政策を目標と引き上げています。
前回の2019-2021の中期経営計画ではDOE2.3%以上だったのを、今期の2022-2024の中期経営計画ではDOE2.4%以上に引き上げているのは心強いね。こ主還元の強化方針にヘムはとても好感を持っているよ。
「 アルフレッサホールディングス (2784) 」の売上・利益分析
売り上げ・利益の過去の安定性はどうでしょうか? 左軸は売上、右軸が経常利益、単位は百万円です。2009年のリーマンショック時も黒字を確保しており、その後は順調に成長していました。2021年以降は。2020年の独占禁止法違反容疑での起訴、コロナ禍、原料高と度重なる悪材料の影響で落ち込んでいます。それでも黒字は確保しているので、今後コロナが落ち着き、価格転嫁が進めば業績回復してくれるのでは半信半疑ですが期待しています。
BPS(一株当たり自己資本)は長期で右肩上がりに成長しています。DOE採用銘柄で、今後の配当の維持は可能と思われます。
DOE採用株投資の狙いは、「安定して黒字 → 自己資本が成長 → 配当も成長」という流れが大切なんだ。アルフレッサホールディングスの場合はDOE2.3%を目安とした配当政策を採用しているから、BPS(一株当たり自己資本) X 2.3%が配当の目途になるんだ。BPSが成長すると自動的に配当も成長していくよ。その上で改めて上のBPSの推移を見てごらん。
BPSは長期的に右肩上がり傾向だよね。実際に配当も成長してきたの?
実際の配当推移は、次項で説明するね。アルフレッサホールディングスでは2005年の3月期の有価証券報告書で初めて「DOE(連結自己資本配当率)2.0%以上を目途に配当を行う」と配当政策にDOEを導入したよ。その後、2020年3月期の有価証券報告書で「DOE2.3%以上を目途に配当を行う」と配当政策を引き上げ、2022-2024の中期経営計画目標ではDOE2.4%以上と更に引き上げているよ。また、同社は2016年/2019年/2022年に約150億円と大規模な自社株買いを実施しており株主還元にとても積極的な企業なんだ。
「 アルフレッサホールディングス」の配当金の推移
長期的に増配傾向である事が見て取れます。配当利回りは3.41%で、配当性向は約54.41%とやや高めです。DOE2.3%以上の配当政策を採用しており、BPSも順調に成長している事から今後の増配も期待できます。ただ、2021年以降は、独占禁止法違反の影響、コロナ禍と原料高の影響で業績が落ち込んでおり、今後の回復が期待されます。
下のグラフを見るとBPS(一株当たり自己資本)の成長に伴い、実際の配当額も成長している事が分かるね。アルフレッサホールディングスでは2005年の3月期の有価証券報告書で初めて「DOE(連結自己資本配当率)2.0%以上を目途に配当を行う」と配当政策にDOEを導入したよ。その後、2020年3月期の有価証券報告書で「DOE2.3%以上を目途に配当を行う」と配当政策を引き上げ、2022-2024の中期経営計画目標ではDOE2.4%以上と更に引き上げているよ。また、同社は2016年/2019年/2022年に約150億円と大規模な自社株買いを実施しており株主還元にとても積極的な企業なんだ。
「 アルフレッサホールディングス 」の自己資本と負債の推移
続いて自己資本の推移ですが、やや凸凹はありますが長期では右肩上がりに成長しています。2022年は約150億円という大規模な自社株買いを実施したため自己資本が減少。
2022年3月期の時点で優待・配当利回りが3.41%(100株保有時)とそこそこ。DOEの引き上げや、自社株買いの実施、自社株の償却など株式還元に積極的な会社で業績が回復すれば更なる株主還元も期待できると思っているよ
「 アルフレッサホールディングス 」の株価の推移
ヘムは、購入時点で「割安であるか?」「今後も長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれる安定した収益性があるか?」を重視して銘柄を選定します。あまり、株価のバリュエーションは気にしないのですが、ご参考までに1年チャートと5年チャートを並べておきます。
1年チャート
TradingView提供のチャート
5年チャート
TradingView提供のチャート
ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ」 全51銘柄 割安優待株で構成!
- ヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」 全41銘柄 配当政策にDOEを採用の割安株で構成!
- ヘムの「不人気株ポートフォリオ」 全46銘柄 究極の逆張り投資!(通称嫌われ者ファンド)
- ヘムの「インデックス投信積み立てファンド」 e-Maxis中心にIndexfundを毎月積立て
- ヘムの「7資産分散海外ETFファンド」 バンガード中心に海外ETFを分散投資
- ヘムの「全投資 ポートフォリオ」 ヘムのすべての投資資産の全体の運用成績
があります。そのポートフォリオに実際に投資して、売買手数料や配当や税金をすべて含めた成績を長期に渡って公表していきます。2022年の秋には「連続増配宣言株ポートフォリオ」を運用開始予定です。
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