今日の記事はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄34位の「 東武住販 (3297) 」の分析です。ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」は2022年5月8日時点で49銘柄となっています。49銘柄の構成銘柄の内訳は以下を見て下さい。
今日は構成銘柄34位、山口、福岡県を地盤に中古住宅の再生販売事業を展開している「 東武住販 (3297) 」の分析だよ。時価総額が29億円しかない小型株だからでしょうか?ミックス係数6.72と割安に放置されてます。安定して黒字を継続しており、年々BPSは成長しており、そして配当政策にDOE2.5%以上を掲げている、今後の増配が期待できるピカピカの銘柄です。まず、分析結果の要約です。
「 東武住販 (3297)」の分析結果の要約
では、本日は東武住販 (3297)を紹介します。
「東武住販 (3297) 」はPER8.3・PBR 0.81・ミックス係数6.72と割安株です。業績は安定しており純資産は5年で約76%増加しています。優待・配当利回りは100株、3年以上保有で4.74%と高く、配当性向も約24%と高すぎません。DOE(株主資本配当率)2.5%を目安としており、BPSが年々成長している事から今後も増配が期待できる素晴らしい銘柄です。
DOE(株主資本配当率)って何?前にも出てきたよね、
株主資本に対する配当の割合のことだね。株主資本はここでは分かりやすくする為に、厳密にいえば違いはあるんだけど自己資本と考えるね。DOE2.5%以上という事は、毎年、自己資本の2.5%以上は配当するよっていう事なんだ。自己資本は黒字であれば毎年成長していくので、自動的に配当の下限も成長していくっていう事になるんだね。
東武住販の様に安定して黒字の会社なら配当はどんどん増えていくって事?
その通りだよ。業績の安定した会社が配当政策にDOEを採用してくれたら、今後の継続的な配当の成長が見込めるから、長期投資家にはとっても嬉しい組み合わせなんだ。
それだけじゃないんだ。仮に東武住販が、コロナとか、ウクライナの戦争とか、急な不景気とかである年の利益が0だとするよね。その場合でも、自己資本は変わらないから、自己資本 X 2.5%の配当が出されるって事になるんだ。つまり減配にはならない可能性が高いんだね。
DOE採用銘柄は「配当が上がっていく楽しみ」と「不測の事態でも配当が下がりにくい」っていう2つのメリットがあるんだね。とってもお得ね。
以下は、東武住販の一株当たりの自己資本(BPS)だよ。このBPSの2.5%は配当しますよっていう事なんだ。BPSが右肩上がりに成長してるでしょ。今後も、BPSの成長に応じて配当が上がっていくっていう事なんだ。
ヘムの選定基準は、「その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか?」がイエスである事です。分析記事では最初にその銘柄の優待・配当継続性自信度を記載します。
「東武住販 (3297) 」
優待・配当継続性自信度
自信度A ◎
「 東武住販 (3297) 」の指標分析
では、東武住販 (3297)の各指標を具体的に見ていきましょう。
- 銘柄 東武住販 (3297)
- 株数 100株
- 指数構成順位 34位(全49銘柄)
- 指数構成比率 1.2%
- 株価 1077円 (2022/5/6)
- 優待 自社営業地域関連食品
- 100株以上 1,000円 / 3年以上保有で2,000円
- 1,000株以上2,000円 / 3年以上保有で3,000円
- 優待利回り 100株 / 3年以上保有 1.86%
- PER 8.3
- PBR 0.81
- ミックス係数 6.72 割安です
- 純資産の成長 順調に純資産が積みあがってます
- 5年前 1,968百万円 → 直近 3,460百万円 (約76%増)
- 3年前 2,621百万円 → 直近 3,460百万円 (約32%増)
- 自己資本比率 67.0% 不動産関連株ではかなりの好財務
- 配当 31円
- 配当利回り 2.88%
- 配当性向 23.84% 高すぎずGOOD!
- 優待配当利回り
- 100株 3年以上保有 4.74%
「 東武住販 (3297) 」の売上・利益分析
指標は割安ですが、売り上げ・利益の過去の安定性はどうでしょうか? 左軸は売上、右軸が経常利益、単位は百万円です。コロナ禍が始まった2020年5月期は減収減益となりましたが、2021年は売り上げ利益ともに回復しています。
BPS(一株当たり自己資本)も順調に成長しています。業績も好調で、今後の配当・優待の維持は十分可能と思われます。
元データの数値も記載しておきます。
今期の四半期決算の推移はあまり良くないね。直近の3Qの落ち込みが激しく予想の経常利益5.2億円の達成には黄色信号がともっているね。それでも黒字を確保してBPSを高めてくれることは間違いないと思うよ。
「 東武住販 」の配当金の推移
東武住販 (3297)は、優待・配当利回りは4.74%と高く、配当性向も約24%と高すぎず、配当余力も十分にある会社です。過去配当履歴からも、今後の継続性はもちろん、増配も十分に期待できる銘柄です。
毎年黒字だからBPS(一株当たり自己資本)が年々成長するよね。すると配当の下限のBPSX2.5%も年々成長するね。今後も増配が期待できるって事だね。以下は「BPS」と「BPSX2.5%」と「実際の配当」の推移だよ。
ヘムは今期の配当も31円から増配されると予想しているよ
「 東武住販 (3297) 」の自己資本と負債の推移
続いて自己資本の推移ですが長期では右肩上がりに成長しています。自己資本比率も2012年の34.5%が2021年では57.4%と着実に上昇しています。
「 東武住販 」の株価の推移
ヘムは、購入時点で「割安であるか?」「今後も長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれる安定した収益性があるか?」を重視して銘柄を選定します。あまり、株価のバリュエーションは気にしないのですが、ご参考までに1年チャートと5年チャートを並べておきます。
1年チャート
TradingView提供のチャート
5年チャート
TradingView提供のチャート
ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ」 全49銘柄 割安な優待株で構成!
- ヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」 全39銘柄 配当政策にDOEを採用の割安株で構成!
- ヘムの「不人気株ポートフォリオ」 全33銘柄 究極の逆張り投資!(通称嫌われ者ファンド)
- ヘムの「インデックス投信積み立てファンド」 e-Maxis中心にインデックスファンドを積立て
- ヘムの「7資産分散海外ETFファンド」 バンガード中心に海外ETFを分散投資
- ヘムの「全投資 ポートフォリオ」 ヘムのすべての投資資産の全体の運用成績
があります。そのポートフォリオに実際に投資して、売買手数料や配当や税金をすべて含めた成績を長期に渡って公表していきます。2022年の秋頃には「不動産安定収入株ポートフォリオ」も運用開始予定です。
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