「 愛知電機 」の分析 = ヘムの優待株ポートフォリオ指数 7位

今日の記事はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄７位の「愛知電機 (6623) 」の分析です。ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」は2022年3月17日時点で49銘柄となっています。４９銘柄の構成銘柄の内訳は以下を見て下さい。

ヘム

今日は構成比率7位の「愛知電機 (6623)」の分析です。愛知電機は名証上場の中部電力系の変圧器メーカーです。名証上場だからでしょうか、ミックス係数2.28と驚異の割安銘柄です。まずは、分析結果の要約です。

「愛知電機 (6623) 」の分析結果の要約
「愛知電機 (6623) 」の指標分析
「愛知電機」の売上・利益分析
「愛知電機」の配当金の推移
「愛知電機」の自己資本と負債の推移
「愛知電機」の株価の推移
優待廃止リスクに就いて
ヘムが運用している様々指数について
おすすめ記事等

「愛知電機 (6623) 」の分析結果の要約

「愛知電機(6623)」はPER 5.3・PBR 0.43・ミックス係数2.28と超のつく割安株で、過去の業績も安定しており純資産も５年で２９％増加しています。優待・配当利回りは4.76％と高く、かつ過去の配当の推移も増加傾向です。配当性向が約19.37％と低めな事から、今後の増配余力も十分な素晴らしい銘柄です。

ヘムの選定基準は、「その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか？」がイエスである事です。分析記事では最初にその銘柄の優待・配当継続性自信度を記載します。

「愛知電機 (6623) 」

優待・配当継続性自信度　

自信度A　◎

「愛知電機 (6623) 」の指標分析

銘柄　　愛知電機（6623)
株数　　 100株
指数構成順位　 7位（全４９銘柄）
指数構成比率　 3.1%
株価　　 2,730円　（2022/3/31)
優待　選べるギフト
- 100株以上 3,000円相当選べるギフト
優待利回り　　
- 100株1.1%
PER 5.3
PBR 0.43
ミックス係数　　2.28 超割安です
純資産の成長　　順調に成長していてGOOD!!
- ５年前 44,541百万円　→　直近 57,488百万円２９％増加
- ３年前 51,377百万円　→　直近 57,488百万円１２％増加
自己資本比率 58.6%
配当　　　　　 100円 (増配傾向が続いています）
配当利回り　　 3.66%
配当性向　　　　19.37% まだまだ増配余力あり!
優待配当利回り　
- 100株 4.76%

ヘム

２０２２年の優待カタログが届いたので写真をアップするね。ヘムは家族名義、法人で合計６名義所有しているので、ヘルシア緑茶（350ml 14本入り）を２つ、ヘルシーオイルギフトセット（350g 6本）を２つ、カゴメフルーツジュース(160g 28本入り）ギフトを２つ注文したよ。3,000円相当となっているけど2000～2500円位のお値打ちかなという印象だね。

ヘム

幾つかの優待商品が届いたので写真をアップするね（2022/7/23)

「愛知電機」の売上・利益分析

指標は割安ですが、売り上げ・利益の過去の安定性はどうでしょうか？　リーマンショックの際も黒字を確保、その後は多少の波はあるものの安定して黒字基調です。

以下では、数値で見てみましょう。経常利益は多少の波はあるものの安定して黒字を確保しており、BPS(一株当たり純資産）も綺麗に右肩上がりの素晴らしい銘柄です。

今期の四半期決算でも、コロナからの回復傾向は鮮明で、第３四半期決算では経常利益が前期の34.2億円から59.1億円に改善しており、前期比で＋72.7％となっています。

「愛知電機」の配当金の推移

愛知電機は、現状でも優待・配当利回りは4.76%と、高利回りですが、配当性向が約19.37％と低めな事から今後更なる増配が期待されます。また、過去の配当の推移からも増配に対して意欲もある会社で、今後の増配が大いに期待できます。なお、２０１７年の配当が高くなっているのは７５周年の記念配２５円を含んでいるからです。

「愛知電機」の自己資本と負債の推移

自己資本も順調に推移しており、年々会社の価値の増え続けています。毎年BPSが伸び続ける会社で、現時点でもPER 5.3・PBR 0.43・ミックス係数2.28と超割安状態です。その上、配当性向が約19.37%と低めでも、優待配当利回りは4.76%。今後も更に純資産を積上げ割安度が増していくのですから、本当に安心して保有できる銘柄です。

「愛知電機」の株価の推移

ヘムは、購入時点で「割安であるか？」「今後も長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれる安定した収益性があるか？」を重視して銘柄を選定します。あまり、株価のバリュエーションは気にしないのですが、ご参考までに１年チャートと５年チャートを並べておきます。

１年チャート

TradingView提供のチャート

５年チャート

TradingView提供のチャート

優待廃止リスクに就いて

東証の市場改革により、上場維持のための株主数の条件が大幅に緩和された事から、今後は株主優待を廃止する企業が増えることが予想されています。優待株投資家にとっては悪夢の「優待廃止＆株価下落」のダブルパンチを食らう可能性が高まっています。

しかしながら優待を廃止するという事は、その分会社側のコストが下がり、利益が増えることになります。その利益を会社に蓄積するか、増配という形で株主に還元するかです。つまりは、優待を廃止しても会社の価値自体には変化がないという事です。銘柄選定の時点で、十分に割安な株を買っていれば、優待廃止で株価が下落した場合は、更にその会社の株価が割安になるという事です。

ヘムの投資方針では、優待を廃止して株価が下がった株で、愛知電機のように安定した業績と、十分に割安な株価、毎年利益が蓄積され、配当余力も十分という会社は、「不人気銘柄指数（嫌われ者ファンド）」で購入し、長期に渡って保有し、インカムゲインとキャピタルゲインをダブルで狙う予定です。ヘムの「不人気銘柄指数（嫌われ者ファンド）」は既に運用を開始しています。年内には指数化して構成銘柄を公表する予定です。