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3月の 権利落ち日の下落率 はヘムの優待株指数は1.37%でした。一方、日経平均の下落率は0.8%、トピックスの下落率は1.21%です。予想通りですが、ヘムの優待株ポートフォリオの権利落ち日の下落率は市場平均より大きくなってます。
3月30日(権利落ち日)の株価下落率
- 日経平均 0.8%の下落
- TOPIX 1.21%の下落
- ヘムの優待株指数 1.37%の下落
長期に渡っての運用成績はヘムの優待株指数の方がTOPIX等の指数より優れていて、権利落ち日の下落率は指数よりで大きい。という事は、権利落ち日以外の優待株ポートフォリオはより強く上昇するという事になります。しかも、権利落ち日前は、特に強く上昇するのではと?考えました。
「優待株は権利落ち日前は、特に強く上昇する」は当たり前のようですが、本当にそうなのか?具体的なデータがないか?調べてみることにしました。
少し古いデータですが、「株主優待が権利付き最終日までの株価に与える影響」というタイトルの論文を見つけました、2011年4月から2014年3月末までに株主優待の権利が確定した延べ4,107件について,権利付き最終日まで約100営業日間の株式パフォーマンスを検証しています。非常に有益なデータだと思います。この論文の中から興味を引いたデータを抜粋します。
株主優待実施企業では権利付き最終日に向けて高い株式パフォーマンスが得られると分かった。60営業日前頃から投資し,権利付き最終日の前日に売却する組み合わせが最も高パフォーマンスと判断された。
株主優待が権利付き最終日までの株価に与える影響
この論文のデータでは3年間の平均で、権利落ち日の約3ヵ月前にから権利落ち日前日迄のパフォーマンスで、優待株の場合はTOPIXを約5%上回ったとなっています。5%は凄いですよね。母数も4,107件となっているのでかなりしっかりとしたデータだと思います。この手法は現在でも通用するのか、今後ヘムの優待株指数とTOPIX、日経平均を毎年比較する事で調べていきたいと思います。
2021年12月30日の株価 と 2022年3月29日(権利落ち日前日)の指数比較
- ヘムの優待株指数 +0.7%
- TOPIX -1.2%
- 日経平均 -2.7%
微妙な差ですね。ヘムの優待株指数は、この期間で対TOPIXで+1.9%、対日経平均で+3.4%。アウトパフォームしました。ただし、ヘムの優待株指数の採用銘柄の内、3月が権利月の銘柄は約6割(時価ベース)です。その分、パフォーマンスの差が薄まります。少し強引ですが、薄まった分を加味すると、対TOPIXで+3.2%、対日経平均で+5.7%の差になります。
来年も同時期で比較してみようと思います。まだ結論ではないですが、優待株の買い時は①権利落ち後、②権利落ち3ヵ月前が有効そうですね。引き続き検証していこうと思います。
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」
- ヘムの「不人気株指数」(嫌われ者ファンド)
- ヘムの「低配当性向安定株指数」
- ヘムの「インデックス積立投資」
があります。それぞれのポートフォリオを指数化して構成銘柄、運用成績、選定理由を公表していきます。現状は「ヘムの優待株ポートフォリオ指数」のみを公表しています。2022年夏頃に「不人気株指数」も公表を開始する予定です。
ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄、運用成績は こちら から
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