最初に、株式投資「暴落相場への備え」シリーズの整理&まとめです
暴落相場への備えシリーズは以下の6つの記事に分けて掲載します。続き物になっているので1~4まで前から順番に見てください。
投資家ができる「暴落への事前の備え」のリストアップ
シリーズ①「日本株過去の暴落」、シリーズ②「なぜ投資家が暴落に耐えられないのか?」で、暴落が如何に厳しいものか分かってくれたかな。
うん、凄く怖い事だっていうのは分かったよ。
では、今日はそんなに恐ろしい暴落にどのように備えれば良いかの記事を書くね。まずは、ヘムが考える投資家が出来る暴落への備えを箇条書きで書き出すね。
- 余裕資金を確保しておく
- 株式投資は長期では報われてきたという事を心の底から理解する
- 暴落に強いポートフォリオを組んでおく
- 暴落時の行動指針を具体的かつ明確に決めておく
- 暴落を乗りきるには 備えの力(60%)+胆力(40%)
十分な余裕資金(現金)を確保しておくこと
ここは議論が分かれるところだよ。株式は長期では報われる可能性が高く、暴落や暴騰がいつ来るか分からないのであれば、常にフルベットするというのが、論理的な正解なんだ。著名な投資家でヘムも尊敬しているピーターリンチは「投資家が暴落に備えることで失われる資金は、暴落で失われる資金よりもはるかに大きい」と言っているよ。暴落時に備えて資金を待機しているとするね。この待機資金を投資していたら得られたリターンの方が、暴落で失われる損失より大きいって事なんだ。
それなら、余裕資金は僅か(生活費3ヵ月分程度)にしていて、残りは全て投資に回した方が良いの?
現金比率を決めておく
ここは難しい議論なんだ。現金比率をどの程度にするかってことなんだけど、ヘムは年齢とか資金額で決めるものだと思っているよ。年齢が若く金融資産が少なければ暴落時の精神的ダメージも少なくすむし、その後に挽回するチャンスも多いから、現金比率は生活費3ヵ月程度で残りは全て投資に回しても良いかなと思うよ。ヘムのようにアラフィフで金融資産も多い人は現金比率は50%位は欲しいかな。
現金比率は「年齢」と「金融資産額」と「どの程度お金持ちになりたいかという目標」から自分で判断するしかない
「暴落時に売らずに堪える助けになる」という観点からは現金比率が高いほど耐えやすいよね。以下は、ヘムが考える年代別、資産額別の現金比率の具体的なイメージだよ。現金比率を決めるのはとっても大切で、投資の肝ともいえる部分だよ。でもね、投資は自己責任だから自分でしっかり考えて決めてね。
例1)30代で、年収500万円で、金融資産が300万円で、年間100万円貯金できる人
- 金融資産が300万円の場合、現金保有は20%で60万円、投資資金は70%で210万円、暴落時に買い付ける用の待機資金は10%で30万円
- 年間貯金額100万円のうち、20%の20万円は現金保有、70%の70万円は投資資金に、10%の10万円は暴落時に買い付ける用の待機資金に回す。
例2)40代で、年収1000万円で、金融資産が3000万円で、年間200万円貯金できる人
- 金融資産が3000万円の場合、現金保有は40%で1,200万円、投資資金は40%で1,200万円、暴落時に買い付ける用の待機資金は20%で600万円
- 年間貯金額200万円のうち、40%の80万円は現金保有、40%の80万円は投資資金に、20%の40万円は暴落時に買い付ける用の待機資金に回す。
現金比率は「年齢」と「金融資産額」と「どの程度お金持ちになりたいかという目標」から自分で判断する
現金比率の考え方はその人の人生観で決めないといけないんだ。自分は暴落時も絶対に耐えられるし、収入も多く毎年投資に回せるお金も大きいからフルベット(余裕資金を全て投資に回す)だという考えはヘムも理解できるよ。
でも忘れてほしくないデータがあるんだ。過去のデータを見ると株式投資は年利4%程度のリターンがあるんだ。ところが一般的に「個人投資家の8割は負けている」と言われているんだ。ものすごく矛盾しているよね。
- 株式投資は年利4%程度のリターンがある
- 個人投資家の8割は負けている
どうしてそんな矛盾が起きるの?
ヘムは、多くの個人投資家は上げ相場で株を買って、暴落時に耐え切れなくなって売っているからだと思っているよ。だから、ヘムは普段から暴落に備える事を大切にしているんだ。暴落時に「売らずに耐えられるか」「歯を食いしばって買い向かえるか」という観点からは、十分な現金保有と、暴落用の待機資金の確保が有効であることは間違いないよ。
- 胆力があり暴落にも打ち勝てるという人はフルベット戦略もあり
- 実際は多くの投資家が暴落時に逃げ出して損をしている。暴落時に「売らずに耐えられるか」「歯を食いしばって買い向かえるか」という観点からは、十分な現金保有と、暴落用の待機資金の確保が有効!
暴落時買い付け用の待機資金を用意しておく
ヘムは多くの暴落相場を経験してきたって言ったよね。20代前半で投資を始めて今日まで25年以上株式相場で投資を続けてきたよ。以下はヘムが経験してきた暴落相場だよ。
実際の暴落相場でヘムが学んできたことを3つあげるね。①暴落相場はめちゃくちゃきついという事、②暴落相場は事前にしっかりと準備しておくことが大切だという事、③暴落用待機資金は明確に分かる形で別口座にためておく事だよ
貯金と一緒にしておいてはだめ?例えば銀行の預金に1000万円あるけど、そのうちの400万円は暴落時買い付け用の待機資金っていう感じで。
そういうあやふやな形はダメ!
証券口座内に暴落用待機資金が入っていないとダメ!
暴落用待機資金で結局株を買っちゃったていうのもダメ!
暴落用待機資金が証券口座に入っていて、暴落時のどのタイミングでどれだけ購入するかの具体的なシュミレーションがされている事が大切だよ。では、今日はこのくらいにしておくね。
暴落相場への備えシリーズは以下の6つの記事に分けて掲載します。続き物になっているので1~4まで前から順番に見てください。
ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ」 全51銘柄 割安優待株で構成!
- ヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」 全50銘柄 配当政策にDOEを採用の割安株で構成!
- ヘムの「不人気株ポートフォリオ」 全51銘柄 究極の逆張り投資!(通称嫌われ者ファンド)
- ヘムの「連続増配宣言株ポートフォリオ」 全16銘柄 連続増配を公表している割安株で構成!
- ヘムの「インデックス投信積み立てファンド」 e-Maxis中心にIndexfundを毎月積立て
- ヘムの「7資産分散海外ETFファンド」 バンガード中心に海外ETFを分散投資
- ヘムの「全投資 ポートフォリオ」 ヘムのすべての投資資産の全体の運用成績
があります。そのポートフォリオに実際に投資して、売買手数料や配当や税金をすべて含めた成績を長期に渡って公表していきます。
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