今日の記事はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄48位の「 研創 (7939)」の分析です。ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」は2022年3月17日時点で49銘柄となっています。49銘柄の構成銘柄の内訳は以下を見て下さい。
今日は構成銘柄47位、企業向けサイン、ネーム板等金属銘板の国内トップでLED銘板が6割を占めてる「 研創 (7939)」の分析だよ。ミックス係数5.67の割安株で、だね。まずは、分析結果の要約です。
「 研創 (7939)」の分析結果の要約
では、本日は研創 (7939)を紹介します。
「研創 (7939) 」はPER9.3・PBR 0.61・ミックス係数5.67と割安株です。業績は安定しており純資産は5年で約47%増加しています。優待・配当利回りは4.48%と高く、配当性向も約31%と高すぎません。DOE(株主資本配当率)2%を目安としており、BPSが年々成長している事から今後も増配が期待できる素晴らしい銘柄です。
ヘムの選定基準は、「その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか?」がイエスである事です。分析記事では最初にその銘柄の優待・配当継続性自信度を記載します。
「研創 (7939) 」
優待・配当継続性自信度
自信度A ◎
「 研創 (7939) 」の指標分析
では、たけびし (7510) の各指標を具体的に見ていきましょう。
- 銘柄 研創 (7939)
- 株数 100株
- 指数構成順位 48位(全49銘柄)
- 指数構成比率 0.5%
- 株価 446円 (2022/4/22)
- 優待 QUOカード
- 100株以上 500円
- 1000株以上 1,000円
- 優待利回り
- 100株以上 1.12% / 1,000株以上0.22%
- PER 9.3
- PBR 0.61
- ミックス係数 5.67 割安です
- 純資産の成長 順調に純資産が積みあがってます
- 5年前 1,808百万円 → 直近 2,655百万円 (約47%増)
- 3年前 2,097百万円 → 直近 2,655百万円 (約27%増)
- 自己資本比率 45.4% 年々上昇していてGOOD!
- 配当 15円
- 配当利回り 3.36%
- 配当性向 31.11% 高すぎずGOOD!
- 優待配当利回り
- 100株 4.48% GOOD!!
- 1000株 3.58%
「 研創 」の売上・利益分析
指標は割安ですが、売り上げ・利益の過去の安定性はどうでしょうか? 左軸は売上、右軸が経常利益、単位は百万円です。売り上げ・利益ともに長期で右肩上がりです。ただリーマンショック時は赤字に落ちこんでます。企業向けのサインがメインビジネスの為、景気敏感株でショック時の落ち込みは大きくなります。ただコロナ禍の落ち込みはリーマンショック程ではなく黒字を確保しています。今期の第3四半期決算では経常利益は前期比+1241.7%(前期経常利益12百万円→今期 161百万円)となっており回復傾向は鮮明です。
BPS(一株当たり自己資本)も順調に成長しています。業績も好調で、今後の配当・優待の維持は十分可能と思われます。
元データの数値も記載しておきます。
今期の四半期決算でも、コロナからの回復傾向は鮮明で、第3四半期決算では経常利益は前期比+1241.7%となっています。
「 研創 」の配当金の推移
研創は2021年5月7日に配当方針にDOEを採用すると発表したよ。
(変更前)当社は、株主の皆さまに対する利益還元を経営上の重要課題と位置付けており、株主資本の充実と長期的・安定的収益力を維持するとともに、継続的・安定的な配当を実施していくことを基本方針としております。
(変更後)当社は、株主の皆さまに対する利益還元を経営上の重要課題と位置付けており、企業価値の向上に必要な資金需要を確保しつつ、継続的・安定的な配当を実施していくことを基本方針とし、配当金額につきましては、純資産配当率(DOE)2%を目安に各期の業績や経済情勢を勘案して決定するものといたします。
※純資産配当率(DOE)=1株当たり配当金 /((期首1株当たり純資産 + 期末1株当たり純資産)/ 2)
株 式 会 社 研 創 2021/5/7発表
DOE(株主資本配当率)って何?前にも出てきたよね、
株主資本に対する配当の割合のことだね。株主資本はここでは分かりやすくする為に、厳密にいえば違いはあるんだけど自己資本と考えるね。DOE2%以上という事は、毎年、自己資本の2%以上は配当するよっていう事なんだ。自己資本は黒字であれば毎年成長していくので、自動的に配当の下限も成長していくっていう事になるんだね。
研創の様に安定して黒字の会社なら配当はどんどん増えていくって事?
その通りだよ。業績の安定した会社が配当政策にDOEを採用してくれたら、今後の継続的な配当の成長が見込めるから、長期投資家にはとっても嬉しい組み合わせなんだ。
それだけじゃないんだ。仮に研創が、コロナとか、ウクライナの戦争とか、急な不景気とかである年の利益が0だとするよね。その場合でも、自己資本は変わらないから、自己資本 X 2%の配当が出されるって事になるんだ。つまり減配にはならない可能性が高いんだね。
DOE採用銘柄は「配当が上がっていく楽しみ」と「不測の事態でも配当が下がりにくい」っていう2つのメリットがあるんだね。とってもお得ね。
以下は創研DOE採用時に合わせて発表した配当方針の変更理由だよ。今後の業績に対する自信が感じられるね。今後の継続増配が大いに期待できそうだね。
ここ数年、当社は安定した利益を確保して株主の皆さまへ還元するとともに、有利子負債の削減と内部留保の拡大を進めてまいりました。加えて2021年3月期においては、本日公表の業績のとおり負債の圧縮が進んだこともあり、自己資本比率は45.4%に高まるなど当社の財務基盤は一定の強化がなされたものと判断しております。
こうした状況を踏まえ、当社は日頃からご支援いただいている株主の皆さまに対して、より一層の利益還元を図ることが重要であると考え、今後は配当の水準を引き上げるとともに、より安定的な配当を行うため、純資産に比例する指標を目安に配当金額を決定することといたしました。
株 式 会 社 研 創 2021/5/7発表
以下は過去の配当の推移です。優待・配当利回りは100株保有で4.48%と高く、配当性向も約31%と高すぎません。DOE2%目安の配当方針を採用した事から今後の更なる増益が期待できます。
「 研創 」の自己資本と負債の推移
続いて自己資本の推移ですが長期では右肩上がりに成長しています。自己資本比率が上昇基調なのは素晴らしいです。
「 研創 」の株価の推移
ヘムは、購入時点で「割安であるか?」「今後も長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれる安定した収益性があるか?」を重視して銘柄を選定します。あまり、株価のバリュエーションは気にしないのですが、ご参考までに1年チャートと5年チャートを並べておきます。
1年チャート
TradingView提供のチャート
5年チャート
TradingView提供のチャート
ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」 公表中
- ヘムの「不人気株指数」(嫌われ者ファンド)2022年夏頃公表予定
- ヘムの「低配当性向安定株指数」
- ヘムの「インデックス積立投資指数」(国内証券) 公表中
- ヘムの「7資産分散インデックスファンド指数」
- ヘムの「全投資資産 成績指数」 公表中
があります。それぞれのポートフォリオを指数化して構成銘柄、運用成績、選定理由を公表していきます。現状はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」のみを公表しています。2022年夏頃に「不人気株指数」も公表を開始予定です。
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