今日の記事はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の新規購入銘柄の「大日本塗料 (4611) 」の分析です。ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」は2022年6月5日時点で51銘柄となっています。51銘柄の構成銘柄の内訳は以下を見て下さい。
今日はヘムの優待株ポートフォリオ指数 47位の重防食・住宅建材用に強みのある塗料メーカー国内4位の「 大日本塗料 (4611) 」の分析だよ。では、まずは、分析結果の要約です。
「大日本塗料 (4611)」の分析結果の要約
では、本日は 大日本塗料 (4611))を紹介します。
「大日本塗料 (4611)」はPER10.0・PBR 0.41・ミックス係数4.10と超割安株で純資産も5年で約43%増加しています。優待・配当利回りは、3.53%で、配当性向は約35%と高すぎません。
ヘムの選定基準は、「その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか?」がイエスである事です。分析記事では最初にその銘柄の優待・配当継続性自信度を記載します。
「 大日本塗料 (4611) 」
優待・配当継続性自信度
自信度B 〇
「 大日本塗料 (4611)」の指標分析
では、大日本塗料 (4611) の各指標を具体的に見ていきましょう。
- 銘柄 大日本塗料 (4611)
- 株数 100株
- 指数構成順位 47位 / 51銘柄中
- 指数構成比率 0.76%
- 直近株価 708円 (2022/7/4)
- 購入価格 716円 (-0.11%) ( 購入日 2022/6/29)
- 優待 クオカード 100株以上 1000円 / 1,000株以上 3000円
- 優待利回り 100株 保有 1.41%
- PER 10.0
- PBR 0.41
- ミックス係数 4.10超割安
- 純資産の成長 順調に純資産が積みあがってます
- 5年前 36,319百万円 → 直近 51,991百万円 (約43%増)
- 3年前 45,083百万円 → 直近 51,991百万円 (約15%増)
- 自己資本比率 55.9%
- 配当 25円
- 配当利回り 3.53%
- 配当性向 35.42%
- 優待配当利回り 4.94%
「 大日本塗料 (4611)」の売上・利益分析
売り上げ・利益の過去の安定性はどうでしょうか? 2009年のリーマンショック時は赤字に落ち込むも、その後は売上・利益ともに順調に回復してます。直近3年はコロナ禍の影響で若干落ち込んでますが、配当・優待の維持は問題ないレベルと考えます。
2021年~2022年はコロナ禍の落ち込みから徐々に回復している最中だね。でも、今年に入ってから化学品セクター全体の業績に悪影響を与えている原料高(原油高)で、同社の今後の業績も影響を受けると懸念されているんだ。株価も以下の様に下落基調だよ(1年チャート)。オレンジの線は化学品セクターのチャートで、セクター全体が落ち込んでいる事が分かるよね。
セクターチャートと個別銘柄の比較チャートの出し方は「はぴまね」さんに教えてもらったよ。はぴまねさんは、分析力に優れた投資家で、しかもシステムエンジニアなんだ。はぴまねさんのチャンネルはこちらから。ヘムも凄く参考にしているユーチューブチャンネルだよ。
原油高の悪影響を受けているのに、ヘムはなんで大日本塗料 (4611)に投資したの。
そこなんだ。ヘムは自分で会社を2社経営してるのね。ヘムの経験からも言えるんだけど、会社は業績が好調だと本気で企業努力とか改革をしなくなるんだ。これだけ儲かっているんだからまあいいかみたいな感じだね。
なんだかわかる気がするなぁ。
でも、会社が本当にピンチになると全力で頑張るしかないんだ。経営陣も「このままではだめだ!頑張るぞ」って従業員にはっぱをかけたりして。具体的には営業活動を頑張ったり、コストダウンをしたり、商品開発をしたり、値上げ交渉をしたりって。大日本塗料はこの3年間「コロナ禍+原料高」で凄く厳しいビジネス環境だったから、頑張って底力に取り組んで実際に成果も出てきてたんだ。原油高の影響は強烈だから、今も凄く頑張ってるはずだよ。
なるほどね。その頑張りが会社としての底力が強くするって事ね
その通り。そしてここからが大切なんだけど、①コロナ禍の影響は徐々に小さくなっていくよね②原料高もいつかは落ち着く可能性があるよね。仮に原料高が続いても価格転嫁が追い付いていくでしょ。何が言いたいかっていうと、この悪環境はいつまでも続かないって事なんだ。
数年、長くても5年もたつと、コロナ禍の悪影響も、原料高の悪影響も無くなっていると思うんだ。その時に、この苦しい何年間に頑張った事(コストカット、営業活動、商品開発)が全てプラスに働いて、コロナ前・原料高前より業績が良くなると見込んでいるんだ。しかも、今の株価はとっても下がっているでしょ。ヘムには今の株価は凄くお得に見えるんだ。
なるほどね。でも、若干の不安があるから自信度はA◎ではなくB〇なの?
あまり自分の未来のストーリー分析に自信を持ちすぎるのはだめだと考えてるんだ。1に分散、2に分散だよ。では、分析の続きでBPSの推移だよ。
BPS(一株当たり自己資本)も順調に成長しています。業績も好調で、今後の配当・優待の維持は十分可能と思われます。
元データの数値も記載しておきます。
「 大日本塗料 」の配当金の推移
長期的に増配傾向である事が見て取れます。優待・配当利回りは4.94%と高配当で、配当性向は約35%と高すぎません。
「 大日本塗料 」の自己資本と負債の推移
続いて自己資本の推移ですが本当に綺麗な右肩上がりで素晴らしいです。自己資本比率も2013年の27.7%が2022年では57.9%と着実に上昇しています。
優待配当利回りが4.94%と高く、純資産も長期で上昇傾向にあるね。原材料高で苦しんでおり、株価も下落基調の中での投資で逆張り投資になるよ。ヘムの「不人気株ポートフォリオ」でも購入予定だよ。
「 大日本塗料 」の株価の推移
ヘムは、購入時点で「割安であるか?」「今後も長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれる安定した収益性があるか?」を重視して銘柄を選定します。あまり、株価のバリュエーションは気にしないのですが、ご参考までに1年チャートと5年チャートを並べておきます。
1年チャート
TradingView提供のチャート
5年チャート
TradingView提供のチャート
ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ」 全51銘柄 割安優待株で構成!
- ヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」 全40銘柄 配当政策にDOEを採用の割安株で構成!
- ヘムの「不人気株ポートフォリオ」 全45銘柄 究極の逆張り投資!(通称嫌われ者ファンド)
- ヘムの「インデックス投信積み立てファンド」 e-Maxis中心にIndexfundを毎月積立て
- ヘムの「7資産分散海外ETFファンド」 バンガード中心に海外ETFを分散投資
- ヘムの「全投資 ポートフォリオ」 ヘムのすべての投資資産の全体の運用成績
があります。そのポートフォリオに実際に投資して、売買手数料や配当や税金をすべて含めた成績を長期に渡って公表していきます。2022年の秋頃には「不動産安定収入株ポートフォリオ」も運用開始予定です。
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