「 ニッケ 」 の分析 = ヘムの優待株ポートフォリオ指数 35位

優待株 個別銘柄分析

今日の記事はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄35位の「 ニッケ (3201) 」の分析です。ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」は2022年3月17日時点で49銘柄となっています。49銘柄の構成銘柄の内訳は以下を見て下さい。

ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」構成銘柄&運用成績

ヘム
ヘム

今日は構成銘柄35位、羊毛紡織の有力会社ながら利益柱は商業施設賃貸でスポーツや介護施設、売電などへも展開している「 ニッケ (3201) 」の分析だよ。まずは、分析結果の要約です。

「 ニッケ (3201)」の分析結果の要約

では、本日はニッケ (3201)を紹介します。

「ニッケ (3201) 」はPER10.0・PBR 0.67・ミックス係数6.7割安株です業績は安定しており純資産は5年で約27%増加しています。優待・配当利回りは3.98%と高く、配当性向も約29%と高すぎませんDOE(株主資本配当率)2を目安としており、BPSが年々成長している事から今後も増配が期待できる素晴らしい銘柄です。

ホー
ホー

DOE(株主資本配当率)って何?前にも出てきたよね、

ヘム
ヘム

株主資本に対する配当の割合のことだね。株主資本はここでは分かりやすくする為に、厳密にいえば違いはあるんだけど自己資本と考えるね。DOE2%以上という事は、毎年、自己資本の2%以上は配当するよっていう事なんだ。自己資本は黒字であれば毎年成長していくので、自動的に配当の下限も成長していくっていう事になるんだね。

ホー
ホー

ニッケの様に安定して黒字の会社なら配当はどんどん増えていくって事?

ヘム
ヘム

その通りだよ。業績の安定した会社が配当政策にDOEを採用してくれたら、今後の継続的な配当の成長が見込めるから、長期投資家にはとっても嬉しい組み合わせなんだ。

ヘム
ヘム

それだけじゃないんだ。仮にニッケが、コロナとか、ウクライナの戦争とか、急な不景気とかである年の利益が0だとするよね。その場合でも、自己資本は変わらないから、自己資本 X 2%の配当が出されるって事になるんだ。つまり減配にはならない可能性が高いんだね。

ホー
ホー

ニッケは自己所有の不動産からの安定した賃貸収入もあるから、更に安心感があるね。DOE採用銘柄は「配当が上がっていく楽しみ」と「不測の事態でも配当が下がりにくい」っていう2つのメリットがあるんだね。とってもお得ね。

ヘム
ヘム

以下は、ニッケの一株当たりの自己資本(BPS)だよ。このBPSの2%は配当しますよっていう事なんだ。BPSが右肩上がりに成長してるでしょ。今後も、BPSの成長に応じて配当が上がっていくっていう事なんだ。

ヘムの選定基準は、「その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか?」がイエスである事です。分析記事では最初にその銘柄の優待・配当継続性自信度を記載します。

 

「ニッケ (3201) 」

優待・配当継続性自信度 

自信度A ◎

「 ニッケ (3201) 」の指標分析

では、ニッケ (3201) の各指標を具体的に見ていきましょう。

  • 銘柄   ニッケ (3201)
  • 株数   100株
  • 指数構成順位  35位(全49銘柄)
  • 指数構成比率  1.0%
  • 株価   948円 (2022/4/22)
  • 優待  QUOカード 100株以上 1年以上保有 1,000円 
  • 優待利回り   100株 / 1年以上保有 1.05%
  • PER 10.0
  • PBR 0.67
  • ミックス係数  6.7 割安です
  • 純資産の成長  順調に純資産が積みあがってます 
    •  5年前 82,155百万円 → 直近 104,620百万円 (約27%増)
    •  3年前 89,195百万円 → 直近 104,620百万円 (約17%増)
  • 自己資本比率 62.9%
  • 配当      28円
  • 配当利回り   2.93%
  • 配当性向    29.45% 高すぎずGOOD!
  • 優待配当利回り 
    • 100株 3.98%

「 ニッケ 」の売上・利益分析

指標は割安ですが、売り上げ・利益の過去の安定性はどうでしょうか? 左軸は売上、右軸が経常利益、単位は百万円です。多少不安定ですが概ね増収増益基調ですリーマンショック時も黒字を確保しています。

BPS(一株当たり自己資本)も順調に成長しています。業績も好調で、今後の配当・優待の維持は十分可能と思われます。

元データの数値も記載しておきます。

ヘム
ヘム

ニッケの強みは多くの土地を保有しており、安定した賃貸収入がある事なんだ。

「 ニッケ 」の配当金の推移

ニッケ (3201)は、優待・配当利回りは3.98%と高く、配当性向も約29%と高すぎず、配当余力も十分にある会社です。過去配当履歴からも、今後の継続性はもちろん、増配も十分に期待できる銘柄です。

ヘム
ヘム

ニッケは2023年を最終年度とする中期経営計画で、配当性向30%を目安に配当金を引き上げること、DOE2%を目安としているよ。BPSが年々成長している事から今後も増配が期待できる素晴らしい銘柄だね。

「 ニッケ 」の自己資本と負債の推移

続いて自己資本の推移ですが長期では右肩上がりに成長しています。自己資本比率が上昇基調なのは素晴らしいです。

「 ニッケ 」の株価の推移

ヘムは、購入時点で「割安であるか?」「今後も長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれる安定した収益性があるか?」を重視して銘柄を選定します。あまり、株価のバリュエーションは気にしないのですが、ご参考までに1年チャートと5年チャートを並べておきます。

1年チャート

TradingView提供のチャート

5年チャート

TradingView提供のチャート

ヘムが運用している様々指数について

現在ヘムが運用しているポートフォリオには

があります。それぞれのポートフォリオを指数化して構成銘柄、運用成績、選定理由を公表していきます。現状はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」のみを公表しています。2022年夏頃に「不人気株指数」も公表を開始予定です。

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