今日の記事はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄1位の「 芙蓉総合リース (8424) 」の分析です。ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」は2022年3月17日時点で49銘柄となっています。49銘柄の構成銘柄の内訳は以下を見て下さい。
今日は構成銘柄1位の「 芙蓉総合リース (8424) 」の分析だよ。まずは、分析結果の要約からです。
芙蓉総合リース (8424)の分析結果のまとめ
では、本日は 8424 芙蓉総合リースを紹介します。
「 芙蓉総合リース (8424) 」はPER6.8・PBR 0.65・ミックス係数4.42と超割安株です。過去の業績は右肩上がりで成長しており純資産も5年で33%増加しています。優待・配当利回りは、2年以上保有で4.39%と高く、また現在は16期連続で増配中です。配当性向は約25%と高すぎない事から、今後も優待・配当を継続する事は可能と判断します。
ヘムの選定基準は、「その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか?」がイエスである事です。分析記事では最初にその銘柄の優待・配当継続性自信度を記載します。
「 芙蓉総合リース (8424) 」
優待・配当継続性自信度
自信度A ◎
「 芙蓉総合リース (8424) 」の指標分析
- 銘柄 8424 芙蓉総合リース
- 株数 100株
- 指数構成順位 1位(全49銘柄)
- 指数構成比率 8.0%
- 株価 7,060円 (2022/3/18)
- 優待 図書カード又はカタログギフト
- 3,000円相当のカタログギフトまたは図書カード
- ※2年以上継続保有の場合5,000円相当
- 優待利回り 0.42% / 長期 2年以上 0.71%
- PER 6.8
- PBR 0.65
- ミックス係数 4.42 超割安
- 純資産の成長 順調に成長していてGOOD!!
- 5年前 259,192百万円 → 直近 344,796百万円 33%増加
- 3年前 295,067百万円 → 直近 344,796百万円 17%増加
- 自己資本比率 10.2% → ここが割安に評価されている理由
- リース会社である事から自己資本比率が低いのはやむを得ないか
- 配当 260円
- 配当利回り 3.68%
- 配当性向 25.16%
- 優待配当利回り 4.1% / 長期 4.39%
- 優待配当継続性自信度 A ◎
2022年3月権利分の優待カタログが届いたよ。ヘム家には2年以上保有のシャルマンが2つ、2年未満のグランが4つ届いたので、以下をチョイスして注文したよ。ヘムの優待の中で芙蓉総合リースの優待カタログはトップクラスだと感じているよ。
スエヒロの本店の近江牛のハンバーグセットです。
本マグロづけとろみセットです。
マルチプレーとセットというお洒落なお皿のセットです
国産黒毛和牛ステーキ用です
届いた商品の写真も載せておくね
リース会社の自己資本比率は何故低いの?
リース会社の自己資本比率は 何故低いの?
物件や設備を先に購入してからリースするビジネス形態から自己資本比率が少なくなるのは仕方がないんです。以下は主なリース会社の自己資本比率です。どこも低い目ですね。
リース会社は割安な銘柄で優待が充実しているお宝銘柄の宝庫です。ヘムの優待ポートフォリオにもリース会社は、8424 芙蓉総合リース、8566 リコーリース、8425 みずほリース、8793 NECキャピタル、8591 オリックス、8596 九州リースサービスと、実にポートフォリオ全49銘柄中リース会社が6銘柄も採用されています。選定理由は、十分割安で成長性もありかつ長期に渡ってヘムに配当や優待を届けてくれそうだからです。
「 芙蓉総合リース 」の売上・利益分析
では、売り上げ、利益の推移から見てみましょう。左軸は売上、右軸が経常利益、単位は百万円です。
増収、増益基調ですよね。なお、売上高が今期は減っているように見えますが、これは「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用した結果で、従来の基準で売上高を見込んだ場合、増収の7,500億円(同1.3%増)となります。
「 芙蓉総合リース (8424) 」の配当金の推移
芙蓉総合リース (8424)の特徴は、増配です。17期連続の増配見込みです。17回も増配するのに今の配当性向は25.16%と余力満タンです。今でも優待配当利回りは3年以上の長期保有では4.39%と高いのですが、今後も増配を続け利回りが上がる可能性があると思われます。美味しさがとまらないという感じですね。以下は芙蓉総合リース (8424)の過去の配当実績です。なんか、まだまだ伸びそうですよね。
16期連続増配は凄いね。今期も予想通りなら17期連続の増配になるね。
「 芙蓉総合リース 」の自己資本と負債の推移
リース会社だから自己資本比率が低いのは仕方がないですね。それでも、自己資本は毎年着実に成長しています。
以上から、芙蓉総合リース(8424)は、17期連続で増配見込みで、配当優待利回りが長期保有で4.39%もあるにも関わらず、配当性向が25.16%と余力たっぷり。業績も増収増益基調で、まだまだ配当アップ・優待アップが期待できそうな有望な銘柄だと思います。
「 芙蓉総合リース 」の株価の推移
ヘムは、購入時点で「割安であるか?」「今後も長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれる安定した収益性があるか?」を重視して銘柄を選定します。あまり、株価のバリュエーションは気にしないのですが、ご参考までに1年チャートと5年チャートを並べておきます。
1年チャート
TradingView提供のチャート
5年チャート
TradingView提供のチャート
ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」 公表中
- ヘムの「不人気株指数」(嫌われ者ファンド)2022年夏頃公表予定
- ヘムの「低配当性向安定株指数」
- ヘムの「インデックス積立投資指数」(国内証券) 公表中
- ヘムの「7資産分散インデックスファンド指数」
- ヘムの「全投資資産 成績指数」 公表中
があります。それぞれのポートフォリオを指数化して構成銘柄、運用成績、選定理由を公表していきます。2022年夏頃に「不人気株指数」も好評を開始予定です。
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優待廃止リスクに就いて
東証の市場改革により、上場維持のための株主数の条件が大幅に緩和された事から、今後は株主優待を廃止する企業が増えることが予想されています。優待株投資家にとっては悪夢の「優待廃止&株価下落」のダブルパンチを食らう可能性が高まっています。
しかしながら優待を廃止するという事は、その分会社側のコストが下がり、利益が増えることになります。その利益を会社に蓄積するか、増配という形で株主に還元するかです。つまりは、優待を廃止しても会社の価値自体には変化がないという事です。銘柄選定の時点で、十分に割安な株を買っていれば、優待廃止で株価が下落した場合は、更にその会社の株価が割安になるという事です。
ヘムの投資方針では、優待を廃止して株価が下がった株で、芙蓉総合リース (8424)のように安定した業績で毎年利益が蓄積され、配当余力も十分という会社は、「不人気銘柄指数(嫌われ者ファンド)」で購入し、長期に渡って保有し、インカムゲインとキャピタルゲインをダブルで狙う予定です。ヘムの「不人気銘柄指数(嫌われ者ファンド)」は既に運用を開始しています。年内には指数化して構成銘柄を公表する予定です。
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