今日の記事はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄23位の「 大石産業 (3943) 」の分析です。ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」は2022年3月17日時点で49銘柄となっています。49銘柄の構成銘柄の内訳は以下を見て下さい。
今日は構成銘柄4位の「 大石産業 (3943) 」の分析だよ。まずは、分析結果の要約からです。
大石産業 (3943)の分析結果の要約
「大石産業 (3943) 」はPER6.4・PBR 0.44・ミックス係数2.82と超割安株です。過去の業績は右肩上がりで成長しており純資産も5年で26%増加しています。優待・配当利回りは4.34%と高く、また配当政策にDOE1.5%以上の目安を採用している事から今後も増配が見込まれます。配当性向は約24%と高すぎない事から、今後も優待・配当を継続する事は可能と判断します。
ヘムの選定基準は、「その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか?」がイエスである事です。分析記事では最初にその銘柄の優待・配当継続性自信度を記載します。
「大石産業 (3943) 」
優待・配当継続性自信度
自信度A ◎
「 大石産業 」の指標分析
- 銘柄 3943 大石産業
- 株数 100株
- 指数構成順位 23位(全49銘柄)
- 指数構成比率 1.9%
- 株価 1,751円 (2022/3/16)
- 優待 QUOカード 100株以上1000円 1000株以上3000円
- 優待利回り 100株 0.57% / 1,000株 0.17%
- PER 6.4
- PBR 0.44
- ミックス係数 2.82
- 純資産の成長 順調に成長していてGOOD!!
- 5年前 11,627百万円 → 直近 14,702百万円 26%増加
- 3年前 13,478百万円 → 直近 14,702百万円 9%増加
- 自己資本比率 65.4%
- 配当 66円
- 配当利回り 3.77%
- 配当性向 24.16%
- 優待配当利回り 100株 4.34% / 1,000株 3.94%
QUOカードは100株以上で1,000円、1000株以上で3,000円
福証上場銘柄だったこともありかなり割安です。ミックス係数2.82、優待配当利回り4.34%とはお得がとまりません。後述しますが、業績も安定しています。
「 大石産業 」の売上・利益分析
指標は割安ですが、売り上げ・利益の過去の安定性はどうでしょうか? 左軸は売上、右軸が経常利益、単位は百万円です。リーマンショックの際も黒字を確保、売上・利益ともに右肩上がりの傾向が見て取れます。
元データの数値も記載しておきます。毎年の利益が蓄積されて、BPSも綺麗な右肩上がりですね。次項で説明しますが、大石産業はDOE採用銘柄ですのでBPSの増加が増配につながる嬉しい銘柄です。
「 大石産業 」の配当金の推移
大石産業は配当政策にDOE(株主資本配当率)1.5%以上の目安を採用してるよ。
DOE(株主資本配当率)って何?
株主資本に対する配当の割合のことだね。株主資本はここでは分かりやすくする為に、厳密にいえば違いはあるんだけど自己資本と考えるね。DOE1.5%以上という事は、毎年、自己資本の1.5%以上は配当するよっていう事なんだ。自己資本は黒字であれば毎年成長していくので、自動的に配当の下限も成長していくっていう事になるんだね。
大石産業の様に安定して黒字の会社なら配当はどんどん増えていくって事?
その通りだよ。業績の安定した会社が配当政策にDOEを採用してくれたら、今後の継続的な配当の成長が見込めるから、長期投資家にはとっても嬉しい組み合わせなんだ。
それだけじゃないんだ。仮に大石産業が、コロナとか、ウクライナの戦争とか、急な不景気とかである年の利益が0だとするよね。その場合でも、自己資本は変わらないから、自己資本 X 1.5%の配当が出されるって事になるんだ。つまり減配にはならない可能性が高いんだね。
DOE採用銘柄は「配当が上がっていく楽しみ」と「不測の事態でも配当が下がりにくい」っていう2つのメリットがあるんだね。とってもお得ね。
以下は、大石産業の一株当たりの自己資本(BPS)だよ。このBPSの1.5%は配当しますよっていう事なんだ。BPSが右肩上がりに成長してるでしょ。今後も、BPSの成長に応じて配当が上がっていくっていう事なんだ。
続いて、以下は大石産業の配当の推移です。
以下は、大石産業の配当・BPS・DOEをまとめたものです。今後もBPSの成長に応じて配当が増えていく事が期待されますね。
ヘムは、大石産業は後10年くらいは毎年2円ずつ増配してくれる事を期待しているよ
「 大石産業 」の自己資本と負債の推移
安定して利益をあげている会社で、配当性向は25%とまだまだ低めですので、当然利益は毎年蓄積されていきますね。
「 大石産業 」 東証2部への昇格
大石産業は福証銘柄だったのですが、先日東証2部への重複上場を発表しました。また、当記事を書いている最中に以下の増配ニュースを見つけました。まさに絶好調というとこですね。同社は、北九州市に本社を置く、産業用包装資材メーカーです。つい、最近まで福証への単独上場だったこともあり、割安に放置されていた優待銘柄です。業績も安定しており、長期に渡って優待と配当を届けてくれそうな有望銘柄です。
大石産業<3943.T>がしっかり。15日の取引終了後、22年3月期の期末配当予想を29円から33円に増額修正したことが好材料視されている。2月25日付で東証2部市場に上場したことを記念して4円の記念配当を実施する。年間配当は62円となり、前期実績に対しては4円の増配となる予定だ。
MINKABU PRESS
以上から大石産業は、業績が安定しており増収増益傾向である事、配当性向24.16%とまだまだ増配の余力がある事、現時点でも優待配当利回りが4.34%と高い事、更にDOE(自己資本配当比率)1.5%以上の配当政策をとっており、かつ自己資本は年々成長している事から、キラキラ✨の安定優待&高配当銘柄といえます。
ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」 公表中
- ヘムの「不人気株指数」(嫌われ者ファンド)2022年夏頃公表予定
- ヘムの「低配当性向安定株指数」
- ヘムの「インデックス積立投資」
があります。それぞれのポートフォリオを指数化して構成銘柄、運用成績、選定理由を公表していきます。現状はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」のみを公表しています。2022年夏頃に「不人気株指数」も公表を開始予定です。
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