今日の記事はヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」の新規購入「ニチアス (5393)」の分析です。ヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」は2022年12月31日時点で52銘柄となっています。52銘柄の構成銘柄の内訳は以下を見て下さい。
今日はヘムのDOE採用株ポートフォリオ 新規購入銘柄「ニチアス (5393)」の分析だよ。DOEに就いては以下のページで詳細の説明をしているのでそっちを見てね。DOE投資は長期的に安定して配当を獲得を狙うには最適な投資手法だと思うんだ。「DOEについての詳細の説明」では、とっても分かりやすくDOE投資のメリットを記載しているから是非見てね。
「ニチアス (5393)」はどういう会社?
事業内容は以下の5本柱だよ
- 各種プラント設備向けに製品やエンジニアリングを提供する「プラント向け工事・販売事業」
- 基幹産業を主な市場とする「工業製品事業」
- 半導体産業に特化した「高機能製品事業」
- 自動車メーカーなどを主な客先とする「自動車部品事業」
- ビルや住宅の建材を供給・施工する「建材事業」
イメージが湧きにくいね”(-“”-)” 製品としては以下のような商品を取り扱っているみたい
セグメント別の売り上げ構成比を見ると5つの事業に上手く分散されているね
「ニチアス (5393)」の分析結果の要約
「ニチアス (5393)」はPER7.0・PBR 0.94・ミックス係数6.58と割安株です。DOE3.5%以上目安の配当政策を採用しており、純資産も5年で約59%増加しています。配当利回りは3.92%で 配当性向は約27.49%と配当余力も十分です。DOE採用株で配当性向が低く毎年純資産も増加しているので、今後も増配が続く事が期待されるよ。
ヘムの選定基準は、「その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか?」がイエスである事です。分析記事では最初にその銘柄の優待・配当継続性自信度を記載します。
「ニチアス (5393)」
優待・配当継続性自信度
自信度 A ◎
「 ニチアス (5393)」の指標分析
では、ニチアス (5393)の各指標を具体的に見ていきましょう。
- 銘柄 ニチアス (5393)
- 株数 100株
- 指数構成順位 21位 / 52銘柄中
- 指数構成比率 1.81%
- 直近株価 2,345円 (2023/1/12) (▲1.09%)
- 購入価格 2,384円 (2022/12/5購入)
- 優待 無し
- PER 7.0
- PBR 0.94
- 対TOPIX ベータ値 1.05 (2022年11月時点)
- 対日経平均ベータ値 0.82 (2022年11月時点)
- ミックス係数 6.58 割安株
- 純資産の成長 順調に純資産が積みあがってます
- 5年前 97,890百万円 → 直近 155,522百万円 (約59%増)
- 3年前 117,774百万円 → 直近 155,522百万円 (約32%増)
- 自己資本比率 62.5%
- 配当 92円
- 配当利回り 3.92%
- 配当性向 27.49% 配当余力十分!
- DOE 3.5%を目安 (2022/11/7にDOE3.5%以上の配当政策を導入)
以下は同社のホームページに記載されている同社の配当政策です。「連結純資産配当率(DOE)3.5%以上・累進配当を基本方針とします」と記載されています。
「ニチアス (5393)」の売上・利益分析
売り上げ・利益の過去の安定性はどうでしょうか? 左軸は売上、右軸が経常利益、単位は百万円です。リーマンショック時も黒字を確保。その後は売上・利益共に右肩上がりに成長と素晴らしい業績の推移です。
2022/11/7に今期の見通しを上方修正しているよ。
◎経常利益
従来予想26,500百万円 → 修正後31,500百万円
BPS(一株当たり自己資本)はリーマンショック後は順調に成長しています。DOE採用銘柄で、今後の配当の維持は可能と思われます。
DOE採用株投資の狙いは、「安定して黒字 → 自己資本が成長 → 配当も成長」という流れが大切なんだ。ニチアスの場合はDOE3.5%以上の配当を目安としているから、BPS(一株当たり自己資本) X 3.5%が配当の下限になるんだ。BPSが成長すると自動的に配当も成長していくよ。その上で改めて上のBPSの推移を見てごらん。
BPSはずっと右肩上がりだよね。実際に配当も成長してきたの?
実際の配当推移は、次項で説明するね。
「 ニチアス (5393) 」の配当金の推移
長期的に増配傾向である事が見て取れます。配当利回りは3.92%で、配当性向は約27.49%と配当余力は十分です。DOE3.5%以上目途の配当政策を採用しており、BPSも順調に成長している事から今後の増配も期待できます。
下のグラフを見るとBPS(一株当たり自己資本)の成長に伴い、実際の配当額も成長している事が分かるね。
「ニチアス (5393)」の自己資本と負債の推移
続いて自己資本の推移ですが概ね綺麗な右肩上がりで素晴らしいです。自己資本比率も2022年3月期で63.0%と好財務です。
配当利回りは3.92%と高配当、配当性向は27.49%と増配余力十分です。過去の配当推移が増配基調である事、DOE3.5%以上目途の配当政策を採用している事、業績は安定しており毎年BPSが成長している事から今後も増配が期待できます
「 ニチアス (5393) 」の株価の推移
ヘムは、購入時点で「割安であるか?」「今後も長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれる安定した収益性があるか?」を重視して銘柄を選定します。あまり、株価のバリュエーションは気にしないのですが、ご参考までに1年チャートと5年チャートを並べておきます。
1年チャート
TradingView提供のチャート
5年チャート
TradingView提供のチャート
ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ」 全51銘柄 割安優待株で構成!
- ヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」 全52銘柄 配当政策にDOEを採用の割安株で構成!
- ヘムの「不人気株ポートフォリオ」 全51銘柄 究極の逆張り投資!(通称嫌われ者ファンド)
- ヘムの「連続増配宣言株ポートフォリオ」 全16銘柄 連続増配を公表している割安株で構成!
- ヘムの「インデックス投信積み立てファンド」 e-Maxis中心にIndexfundを毎月積立て
- ヘムの「7資産分散海外ETFファンド」 バンガード中心に海外ETFを分散投資
- ヘムの「全投資 ポートフォリオ」 ヘムのすべての投資資産の全体の運用成績
があります。そのポートフォリオに実際に投資して、売買手数料や配当や税金をすべて含めた成績を長期に渡って公表していきます。
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