今日の記事はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄30位の「 クリヤマホールディングス (3355) 」の分析です。クリヤマホールディングスは東証2部上場で、ゴム、合成樹脂製ホースを日米欧で展開している、地味で業績が安定しており、毎年純資産を積上げている割安株です。ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」は2022年3月17日時点で49銘柄となっています。49銘柄の構成銘柄の内訳は以下を見て下さい。
今日は構成銘柄30位の「クリヤマホールディングス (3355) 」の分析だよ。まずは、分析結果の要約です。
「クリヤマホールディングス (3355)」 の分析結果の要約
「クリヤマホールディングス(3355)」はPER 5.7・PBR 0.65・ミックス係数3.71と超のつく割安株で、過去の業績も安定しており純資産も5年で41%増加しています。優待・配当利回りは3.2%とまずまずですが、配当は増加傾向で、配当性向が約15.24%と低めな事から増配余力が十分な素晴らしい銘柄です。
ヘムの選定基準は、「その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか?」がイエスである事です。分析記事では最初にその銘柄の優待・配当継続性自信度を記載します。
「クリヤマホールディングス(3355) 」
優待・配当継続性自信度
自信度A ◎
「 クリヤマホールディングス (3355) 」の指標分析指標分析
- 銘柄 クリヤマホールディングス(3355)
- 株数 200株
- 指数構成順位 30位(全49銘柄)
- 指数構成比率 1.4%
- 株価 937円 (2022/3/28)
- 優待 QUOカード
- 200株以上1,000円 / 2000株以上3,000円
- 優待利回り
- 200株0.53% / 2,000株 0.16%
- PER 5.7
- PBR 0.65
- ミックス係数 3.71 超割安です
- 純資産の成長 順調に成長していてGOOD!!
- 5年前 20,095百万円 → 直近 28,305百万円 41%増加
- 3年前 20,685百万円 → 直近 28,305百万円 37%増加
- 自己資本比率 54.1%
- 配当 25円 (増配傾向が続いています)
- 配当利回り 2.67%
- 配当性向 15.24% まだまだ増配余力あり!
- 優待配当利回り
- 200株 3.2% / 2,000株 2.83%
PER 5.7・PBR 0.65・ミックス係数3.71と割安で、過去の業績も安定しており純資産も5年で41%増加しています。優待・配当利回りは3.2%とまずまずですが、配当は増加傾向で、配当性向が約15.24%と低めな事から増配余力が十分な素晴らしい銘柄です。
「 クリヤマホールディングス 」の売上・利益分析
指標は割安ですが、売り上げ・利益の過去の安定性はどうでしょうか? リーマンショックの際も黒字を確保、その後はおおむね増収・増益基調です。
以下では、数値で見てみましょう。経常利益は増加傾向で、BPS(一株当たり純資産)も綺麗に右肩上がりの素晴らしい銘柄です。
「クリヤマホールディングス」の配当金の推移
クリヤマホールディングスは、現状優待・配当利回りは3.2%と、高利回りとは言えませんが、配当性向が約15.24%と低めな事から増配余力十分です。また、過去の配当の推移からも増配に対して意欲もある会社で、今後の増配が大いに期待できます。
「クリヤマホールディングス」の自己資本(純資産)の推移
自己資本も順調に推移しており、年々会社の価値の増え続けています。毎年BPSが伸び続ける会社で、現時点でもPER 5.7・PBR 0.65・ミックス係数3.71と超割安状態です。その上、配当性向が約15.24%と低めでも、優待配当利回りは3.2%。今後も更に純資産を積上げ割安度が増していくのですから、本当に安心して保有できる銘柄です。
以上より、クリヤマホールディングスは安心して長期に渡って保有できる銘柄だと判断します
「 クリヤマホールディングス 」の株価の推移
ヘムは、購入時点で「割安であるか?」「今後も長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれる安定した収益性があるか?」を重視して銘柄を選定します。あまり、株価のバリュエーションは気にしないのですが、ご参考までに1年チャートと5年チャートを並べておきます。
1年チャート
TradingView提供のチャート
5年チャート
TradingView提供のチャート
優待廃止リスクに就いて
東証の市場改革により、上場維持のための株主数の条件が大幅に緩和された事から、今後は株主優待を廃止する企業が増えることが予想されています。優待株投資家にとっては悪夢の「優待廃止&株価下落」のダブルパンチを食らう可能性が高まっています。
しかしながら優待を廃止するという事は、その分会社側のコストが下がり、利益が増えることになります。その利益を会社に蓄積するか、増配という形で株主に還元するかです。つまりは、優待を廃止しても会社の価値自体には変化がないという事です。銘柄選定の時点で、十分に割安な株を買っていれば、優待廃止で株価が下落した場合は、更にその会社の株価が割安になるという事です。
ヘムの投資方針では、優待を廃止して株価が下がった株で、クリヤマホールディングスのように安定した業績と、十分に割安な株価、毎年利益が蓄積され、配当余力も十分という会社は、「不人気銘柄指数(嫌われ者ファンド)」で購入し、長期に渡って保有し、インカムゲインとキャピタルゲインをダブルで狙う予定です。ヘムの「不人気銘柄指数(嫌われ者ファンド)」は既に運用を開始しています。年内には指数化して構成銘柄を公表する予定です。
ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」 公表中
- ヘムの「不人気株指数」(嫌われ者ファンド)2022年夏頃公表予定
- ヘムの「低配当性向安定株指数」
- ヘムの「インデックス積立投資指数」(国内証券) 公表中
- ヘムの「7資産分散インデックスファンド指数」
- ヘムの「全投資資産 成績指数」 公表中
があります。それぞれのポートフォリオを指数化して構成銘柄、運用成績、選定理由を公表していきます。現状はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」のみを公表しています。2022年夏頃に「不人気株指数」も公表を開始予定です。
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