「ヘムの優待株ポートフォリオ🎁」
=優待廃止🥶への対処法に就いて=
KDDIの優待がやや改悪と思われる内容に変更されましたね。「優待廃止・改悪の流れ」は優待株投資家にとって死活問題です。以前からこの流れに対抗する投資手法を模索しています。
それは「割安優待株」が優待を廃止し、優待投資家から投げ売られ大きく下がった段階で大人買いする戦略です。以下で詳細を説明します。有用な考察だと思いますので最後まで見て頂けると嬉しいです。
🍀優待廃止の流れ
優待を廃止する会社が増えている理由は主に以下の2点です
1⃣東証の市場改革により上場維持のための株主数の条件が大幅に緩和されたから
2022年4月の東証の市場再編で、プライム市場では上場維持に必要な株主数は800人以上となり、以前の東証1部の2,200人以上から大幅に緩和。以前は2200人以上確保の為に個人投資家を集めようと株主優待を導入した企業も少なくなかった。800人以上と緩和された事で、その位の人数なら十分条件を満たせるぞ!って事で優待をやめてしまおうと考える会社が出てきた訳です。
2⃣利益還元の公平性を重視する会社が増えているから
株主優待制度は個人投資家には喜ばれていますが、機関投資家や海外投資家からは不評です。又、株主優待制度がこんなに盛んなのは世界中でも日本だけです。会社が優待を出すには「優待自体のコスト」「発送費」「事務費」と少なくないコストがかかります。優待は100株だけ持っている個人投資家に有利になっていることが多いので、利益還元の公平性の観点からは問題があるとも言えます。
そして、以下の様に日本の株式市場での「個人投資家」の株式保有比率はどんどん減っています。以前は30%以上でしたが今では16%前後です。当然、企業は海外投資家や機関投資家により目を向けるようになります。その海外投資家や機関投資家が「株主優待」に否定的なのですから、株主優待廃止の流れが強まっているのは自然の流れですね。
ただ少し明るいニュースもあります。新NISAの開始で個人マネーの受け皿となるべく、企業が株主優待を見直す動きも見られます。
🍀「優待廃止時大人買い投資法‼️」
優待株投資の最大のリスクは優待廃止による
「株価下落+優待消滅」のダブルパンチ👊😵です
優待廃止時大人買い投資法とは、優待廃止時に優待投資家が投げ売りし、超割安となった株をやや厚めに買う逆張りの投資手法です。
🍀優待株PFでの銘柄選定が大切
優待が無くても十分に魅力的と思われる「割安優待株」を選ぶ事が大切です。購入数は優待利回りが最大となる株数のみです。ほとんのケースで100株保有でしょう。
🍀優待廃止時
優待廃止時に改めて銘柄分析を行います。元々割安だと判断して購入した株が優待廃止で叩き売られているのですから超割安だと判断できるケースもあるでしょう(もちろん優待廃止後の株価によります)。この分析で十分割安と見なすことが出来れば、優待投資家の投げ売りの底を見極めます。ここはもう感覚です。優待投資家が一通り投げたなと自分が思えるタイミングです。買いのタイミングを複数回に分けてもOKです。自信度に応じて300株~1,000株程度と元の保有数の3倍から10倍の株数を大人買いします。優待廃止の下落を何倍にもして取り返すのが狙いなので、この位の株数を買います。
🍀狙い
①優待廃止の後のしばらくの間は、優待投資の条件反射の売りにより株価が下方にオーバーシュートするのを狙ってます。
②優待投資家の投げ売り一巡後には、優待廃止を好感した買いが入る可能性もあります。この買いをどの程度期待できるのかは正直分かりません。大型株か小型株かによっても違うでしょう。ただ実際ヘムはそれを狙って、今までは100株保有だった銘柄を、優待利回りを無視できるので300~1,000株購入します。同じような個人投資家がいても不思議ではないでしょう。もちろん更に大きな単位で買いに向かう機関投資家もいるかもしれません。もう優待廃止リスクはない割安優良株なのですから。
🍀どうやって優待廃止株を見つけるの?
ヘムの場合は優待の新設・廃止情報をチェックすることもありますが、多くは保有銘柄が優待廃止になった時にその銘柄を調べます。ヘムの保有銘柄の時点でそれなりに魅力的な銘柄だからです。それでも、優待廃止時に分析して大人買いをしようと思える銘柄は3~5社に1社程です。九州リースの時はチャンスだ‼️と思いました。
🍀で結果はどうなの?
サンプル数は少ないですが、以下の様にかなり優秀な成績と言えます。
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7銘柄の平均で+63.89% 👏
*詳細は下の表を見てください
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大成温調のラッキーパンチが大きいですが、
それでもこの成績は悪くないですよね。
この成績は優待廃止投げ売りによるディスカウント
だけでは説明がつきません。
🍀優待廃止を行う事で機関投資家の評価が高まるからでしょうか?
🍀時間をおいて増配や自己株買いされる傾向にあるのでしょうか?
🍀優待廃止を行うだけの決断力がある会社はその後の業績に優位性が見られるのでしょうか?
サンプル数が少なすぎて分かりませんが、少なくともこの手法でヘムが選定した7銘柄のパフォーマンスはTOPIXを遥かに上回った成績だという事は事実です。
残念ながら最近は優待廃止銘柄で魅力的と思える企業があまりなく、新規での買い付けが行えていません。みずほリース等は優待廃止でも株価はほとんど下がりませんでした。今後も引き続き、当手法に適う銘柄が無いかを注視していきます。もし、この手法に該当していると思われる銘柄があれば是非コメント欄で教えて下さい🙏
⚠️注意点
この手法は明らかに初心者🔰向きではありません。ただ、優待投資を継続しながらも、優待廃止を逆手に取る事が出来るユニークな投資手法だと思っています。
優待投資を続けるために色々考えを巡らせて辿り着いた投資手法です。今日の「優待廃止への対処法」に就いてのツイートが参考になったと思って頂けたら「いいね」「コメント」「リツイート」「引用ツイート」嬉しいです🙇♂️「良かったぞ」の一言が大変励みになります🙏🙏
おしまい
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