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今日はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄紹介で、構成比率17位の「 新晃工業(6458)」の分析です。新晃工業は、業務用空調機の中堅メーカーで中国やタイにも進出しています。
ではいつものように新晃工業(6458)の分析結果の要約からです
「新晃工業(6458) 」はPER10.9・PBR 0.81・ミックス係数8.83と割安株で、過去の業績も安定しており純資産も5年で50%増加しています。優待・配当利回りは4.95%と高く、かつ過去の配当の推移も増加傾向です。配当性向が約34%と高すぎない事から、今後も優待・配当を継続する事は可能と判断します。
ヘムの優待ポートフォリオの選定基準は、その銘柄は長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれるか? がイエスである事です。
新晃工業(6458)はその問いに自信を持ってイエスと言える銘柄です。
ヘムがこのコメントをいつも最初に書くのは、もしこの質問のイエスと答えられないなら、その銘柄は紹介しないでおこうと考えているからです。一部例外銘柄は例外銘柄と明記します。
指標分析(PER/PBR/自己資本比率/利回り等)
- 銘柄 新晃工業(6458)
- 株数 100株
- 指数構成順位 17位(全49銘柄)
- 指数構成比率 1.8%
- 株価 1,607円 (2022/4/8)
- 優待 ヘムは1年以上保有
- 1年未満 図書カード1000円
- 1年以上 カタログギフト3000円
- 優待利回り
- 100株 1年以上で1.87%
- PER 10.9
- PBR 0.81
- ミックス係数 8.83 割安です
- 純資産の成長 順調に成長していてGOOD!!
- 5年前 33,975百万円 → 直近 50,981百万円 50%増加
- 3年前 39,716百万円 → 直近50,981百万円 28%増加
- 自己資本比率 70.9%
- 配当 50円 (増配傾向が続いています)
- 配当利回り 3.08%
- 配当性向 34% 高すぎず無理のない範囲!
- 優待配当利回り
- 100株 1年以上保有 4.95% GOOD!
- 優待・配当継続性自信度 ランクB 〇
2022/6/28 優待カタログが届いたよ。ヘムは家族分を含めて4名義持っているから、全部で4つの優待品を注文したよ。それぞれの優待が品が到着したら出来るだけ、実物の写真をアップするように努めるね。
幾つか優待の商品が届いたので写真をアップするね(2022/7/23)
優待・配当継続性自信度
今回から指標に入っている「優待・配当継続性自信度」って何なの?
ヘムの銘柄選定基準で重視していることは、その銘柄が「今後も優待や配当を長期に渡ってヘムに届け続けてくれる」事なんだ。
確かに減配になったり、優待が廃止になるとショックだもんね
そこで、「業績が安定しているか」「配当が無理のない範囲か」「株価が高すぎないか」等の観点からヘムが総合的に見て、「優待・配当の継続性の自信度」をランク付けすることにしたんだ。
今回の新晃工業(6458)は自信度が「ランクB 〇」になってるけど、これはどういう意味なの?
うん、これからは以下のような判断基準でランク付けしていくよ
優待・配当継続性自信度の基準
ランクA◎ 今後も優待・配当を継続してくれると自信を持って言える銘柄。更なる増配も期待できる。安定した業績と、十分に割安な株価、配当余力も十分で、毎年利益が蓄積されていく魅力的な会社。仮に優待が廃止になっても、継続して保有出来る銘柄。
ランクB〇 ランクA銘柄ほどではないが、今後も優待・配当を継続してくれると思える銘柄。A銘柄同様、仮に優待が廃止になっても、安定した業績と、十分に割安な株価、毎年利益が蓄積され、配当余力も十分という会社である事から、継続して保有出来ると考えられる銘柄。
ランクC▲ 現状はポートフォリオに加えておいても良いが、優待・配当の継続性に一抹の不安がある銘柄。株価上昇時や、他に良い銘柄が見つかった時などは売却することもある。
ランクD× 現状はポートフォリオに入っているが、他銘柄との言入れ替えを検討したほうが良い銘柄。
ヘムのポートフォリオには、ランクC・Dの銘柄は無い筈なんだけど、順番に分析を続けていると「この銘柄はランクCだな」っていう銘柄も含まれてます。新たな銘柄を発掘して、入れ替えを進めてていきたいと思います。
売上・利益の安定性(リーマンショック時も黒字)
指標は割安ですが、売り上げ・利益の過去の安定性はどうでしょうか? リーマンショックの際も黒字を確保、売上・利益ともに右肩上がりの傾向が見て取れます。このグラフの利益は左側が軸なのですが、一番下が0になっていないので、利益が低めに見えてしまいます。最も利益の少ない2010年も20億円程度の黒字で、2009年のリーマンショック時の決算も30億円程度の黒字です。
以下では、数値で見てみましょう。経常利益は2021.3 / 2022.3と連続して減益です。2023.3期は四季報では「中小案件積み上げ上期繁忙。ビル管理会社も改善歩調だが、半導体・モーターの調達難長引く」と記載されており、微増益を予想しています。BPS(一株当たり純資産)は綺麗に右肩上がりです。
配当金の推移
新晃工業(6458)は、優待・配当利回りは4.95%と高利回りな銘柄です。配当性向が約34%と高すぎず無理のない範囲である事からも、今後の継続性も大丈夫であろうと判断します。また、過去の配当の推移からは増配に対して意欲のある会社で、今後の増配が期待できます。なお2020年3月は記念配を含んでいます。
自己資本(純資産)の推移
自己資本も順調に推移しており、年々会社の価値の増え続けています。毎年BPSが伸び続ける会社で、現時点でもPER 10.9・PBR 0.81・ミックス係数8.83と割安状態です。今後も更に純資産を積上げ割安度が増していくのですから、安心して保有できる銘柄です。その上、現時点での優待配当利回りが4.95%で、過去の実績からは増配傾向が見て取れ、現状の配当性向が約34%と無理のない範囲です。
株価の推移
ヘムは、購入時点で「割安であるか?」「今後も長期に渡ってヘムに配当や優待を届け続けてくれる安定した収益性があるか?」を重視して銘柄を選定します。あまり、株価のバリュエーションは気にしないのですが、ご参考までに1年チャートと5年チャートを並べておきます。
1年チャート
5年チャート
ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」 公表中
- ヘムの「不人気株指数」(嫌われ者ファンド)2022年夏頃公表予定
- ヘムの「低配当性向安定株指数」
- ヘムの「インデックス積立投資」
があります。それぞれのポートフォリオを指数化して構成銘柄、運用成績、選定理由を公表していきます。現状はヘムの「優待株ポートフォリオ指数」のみを公表しています。2022年夏頃に「不人気株指数」も好評を開始予定です。
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優待廃止リスクに就いて
東証の市場改革により、上場維持のための株主数の条件が大幅に緩和された事から、今後は株主優待を廃止する企業が増えることが予想されています。優待株投資家にとっては悪夢の「優待廃止&株価下落」のダブルパンチを食らう可能性が高まっています。
しかしながら優待を廃止するという事は、その分会社側のコストが下がり、利益が増えることになります。その利益を会社に蓄積するか、増配という形で株主に還元するかです。つまりは、優待を廃止しても会社の価値自体には変化がないという事です。銘柄選定の時点で、十分に割安な株を買っていれば、優待廃止で株価が下落した場合は、更にその会社の株価が割安になるという事です。
ヘムの投資方針では、優待を廃止して株価が下がった株で、新晃工業(6458)のように安定した業績と、十分に割安な株価、毎年利益が蓄積され、配当余力も十分という会社は、「不人気銘柄指数(嫌われ者ファンド)」で購入し、長期に渡って保有し、インカムゲインとキャピタルゲインをダブルで狙う予定です。ヘムの「不人気銘柄指数(嫌われ者ファンド)」は既に運用を開始しています。年内には指数化して構成銘柄を公表する予定です。
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