今日は、小人のヘムが数ある投資手法の中で何故優待株投資を行っているのか?についての記事です。投資手法には、割安株投資、成長株投資、インデックス投資、優待株投資、新興国株投資、テクニカル投資、長期投資、短期投資等様々な手法があります。
その中で小人のヘムが行っている投資手法は
- 割安株投資
- 優待株投資
- インデックス投資
の3手法です。
ヘムは「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄を、「家族分で4名義」「経営している会社2社それぞれで1名義の合計2名義」保有しており、全て併せると合計6名義分ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」銘柄を保有しています。今日の優待株指数の時価総額は8,984,661円ですので、6名義分で約5,400万円分の優待株を持っています。ちなみにヘムの運用資産額は2億円強ですので、約25%を優待株投資に当てています。ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄、運用成績は以下ページを参照してください。
小人のヘムが考える優待株投資の魅力は
- 単元株投資(一番効率の良い口数で優待株を購入する事)が有利に働く事
- 家族が幸せを感じられる事
- タダでもらえたものは喜びが倍増する事
の3点です。なかでも、単元株投資の有効性は間違いないと思います。
例えば、ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の構成銘柄にもなっている8566のリコーリースの場合、優待のクオカードの金額は以下となります。
リコーリースの場合
- 100株保有 優待利回り 1.5%
- 300株保有の場合 優待利回り 1.0%
- 10,000株保有の場合 優待利回り 0.03%
- 100,000株保有の場合 優待利回り 0.003%
優待利回りが最も特になる株数を購入する事で、パフォーマンスに差が出ます。複利の世界で上記の差はとても大きいですよね。では、わざわざ必要以上に多く株を買う人がいるのか?についてですが、株式市場では圧倒的にそういう人(会社)の方が多いんです。
リコーリースの例では、上位10名の大株主で総発行株数の72.7%を保有しています。第10位の株主の保有数でも28万7千株です。そうなると11位以下も10万株以上持っている株主さんが多そうですよね。そういう株主の優待利回りは「ほぼ0」です。ヘム達のように100株購入して優待利回り1.5%を享受できるのは、株主全ての中で10~20%位なのではないでしょうか。相対的に有利になるという事なんです。
以下は投資部門別の株式保有比率の推移です。
少し古いデータで恐縮ですが、2020年で個人株主の保有比率はわずか16.8%です。株を持っているのは、ほとんどが大口の「海外投資家」「銀行」「証券会社」「生損保」「大企業」なのです。個人投資家は16.8%しかいません。その中で、例え優待銘柄といえど、単元株に投資して優待利回りを高めようなんている、ちまちました事をしている投資家は、市場の中で10%もいないんです。
で、このちまちました投資手法を採用している個人投資家は、他の大多数の参加者より有利だということなんです。
ヘム君の「優待株ポートフォリオ指数」は「配当込みTOPIX」と比較して運用にどの位の差が出ているの?
6年間で26.76%アウトパフォームしているよ。この26.7%には優待が含まれていないから、優待分を含めると更に大きな差になるよ。
優待の利回りってどの位なの?
ヘムの「優待株ポートフォリオ指数」の場合、今年貰える予定の優待の金額は122,700円だよ。投資元本が690万円だから優待利回りは約1.7%になるね。
運用から6年経っているいるって事は、6X1.7%=10.2%分優待を貰ったって事?
じゃあ、TOPIXに対するアウトパフォームは26.7%ではなくって、36.9%って事になるの?
優待内容は長期保有で上がっていくものもあるから、厳密には違うけど概ねそういう理解で良いと思うよ。TOPIXの投資信託を買っていると優待は貰えないでしょ。
ここからはパフォーマンス以外のお話です。小人のヘムは結婚24年目、子供の大学生の男の子が2人います。優待投資は、クオカードや食事券、カタログギフトと様々な物が届きます。これを奥さんや、子供に渡してあげると本当に喜んでくれるんです。人の幸せは、お金以外の方が重要です。お金は、その幸せを買うための道具で手段です。株主優待が届き、みんなでワイワイ出来ること、これもかけがえのない幸せの一つです。
また、別の楽しみですが多くの株主優待が長期特典を付けている事です。年数を経て優待の内容がグレードアップしていく喜びはひとしおです。それに、やっぱりタダで貰えたっていうのはお得感が増すんですよね。
最後に、6年間のバックテストでは
配当込みヘムの優待株指数は 17,525(+75.25%)
配当込みTOPIXは 14,849です。(+48.49%)
TOPIXより26.76%アウトパフォームし、おまけに「使い切れないほどのクオカード」や、「高級なお肉や果物を送ってもらえるギフト」をたくさん頂きました。まだ、6年目の投資手法ですので、今後継続的に銘柄数を増やし、当投資手法の検証をしたいと思います。
おまけ)東証の市場再編による優待株投資への悪影響は私も懸念しています。これについては、別途記事をあげたいと思っています。上場維持に必要な株主数が大幅に減少となる事から、株主優待を廃止する企業が増えるのではないかという懸念です。「ヘムの優待株指数」の構成銘柄であるJTも来年での優待廃止を、増配と併せて発表したのは衝撃でしたね。
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