- ヘムの 「 不人気株ポートフォリオ 」2023年3月の売買記録
- ヘムの「 不人気株ポートフォリオ」 とは?
- ヘムの「 不人気株ポートフォリオ」 の狙い
- ヘムの 「不人気株ポートフォリオ」構成銘柄
- ヘムの 「 不人気株ポートフォリオ 」3月の運用成績雑感
- ヘムの 「不人気株ポートフォリオ 」設定来運用成績
- ヘムの 「不人気株ポートフォリオ 」配当
- ヘムの 「不人気株ポートフォリオ 」各指標
- ヘムの 「不人気株ポートフォリオ 」小型株構成比
- ヘムの 「不人気株ポートフォリオ指数 」ベータ値(β値)
- ヘムの 「不人気株ポートフォリオ指数 」優待内容
- ヘムの 「不人気株ポートフォリオ指数 」スクリーンショット
- ヘムが運用している様々指数について
ヘムの 「 不人気株ポートフォリオ 」2023年3月の売買記録

今月は第一建設(1799)を買い付けたよ。ヘムの不人気株PFではその他の不人気業種に分類するよ。

- 第一建設(1799)100株 買値1,427円(2023/3/8買)
- 4/6時点 PER11.6 / PBR0.42 / 自己資本比率89.5%
- 配当利回り3.24% / 配当性向37.83%
- JR東日本系。線路工事など同社依存度約7割。

コロナの影響で人の動きがストップした事もあり、JRでの線路工事などは急激に落ち込むことになったから、同社の売上も株価も急落したんだ。2022年12月末繰り越し工事高は前年同期比68%増と急回復してるんだけど、株価が低迷したままなので狙い目かなと思ったんだ。


コロナの影響で下げてまだ戻りきってない銘柄にロンシール工業があります。ロンシール工業は鉄道車両床材でシェア80%の会社です。コロナの影響で人の移動が止まり鉄道が大打撃を受けた事もあり同社の売上は急減しました。その後、ウクライナ―ロシアの戦争勃発による原油の急騰が同社を直撃しました。

同社の業績は上記のように落ち込み、それにあわせて株価も以下のように大幅に下落しています。

コロナの影響は終わりつつあり、原油高も落ち着きつつありますが、同社の株価はまだまだ低空飛行です。不人気株PFではこういう銘柄を買っていきます。
ヘムの「 不人気株ポートフォリオ」 とは?

不人気株ポートフォリオって何なの?あんまりよい名前じゃないね

究極の「逆張り投資」だよ。何らかの原因で売られすぎている銘柄でポートフォリオを組むことにしたんだ。以下のような銘柄で構成しているよ。
- 地方銀行株 (今後の展望が描けず叩き売られている)
- 放送局株(テレビ離れで叩き売られている)
- 優待廃止株・改悪株(優待愛好家の個人投資家に叩き売られている)
- 原油高の影響を受ける株(原油高による原料高騰を転嫁しきれず叩き売られている)
- エンジン自動車の部品メーカー株(電気自動車への切り替え不安で叩き売られている)
- その他上記カテゴリー以外の不人気株


ポイントは単に売られているではなく「叩き売られている」だよ。地銀や放送局やエンジン自動車関連銘柄は将来性を悲観されて叩き売られているんだね。優待廃止・改悪株や原油高の悪影響を受ける株は短期的だけどビッグインパクトで叩き売られているね。

そっか。ぼろぼろに売られすぎているからこそ狙い目だと考えているのね

その通り。でも単に売られすぎているだけじゃないよ。今の株価に対して稼ぐ力や資産は十分あり割安(割安すぎる)と思える銘柄を買っているからね。

成績はどんな感じなの?

まだ、1年程度の運用期間だけど今のところかなり優秀な成績だよ。

ヘムの「 不人気株ポートフォリオ」 の狙い

ヘムの「不人気株ポートフォリオ」の狙いは何なの?

過度に売られすぎている実力のある銘柄に分散投資することで長期に渡り「TOPIX」をアウトパフォームすることだよ。

面白い取り組みだね。結果が楽しみだわ。銘柄数や元本はどの位?

銘柄数は2023年3月31日時点で55銘柄で投資元本は1,282万円なので、分散も規模もしっかりとしたポートフォリオになっているよ。ちょっと地銀株の割合が大きいから今後はセクター分散を意識して買い付けていこうと思ってるよ。
ヘムの 「不人気株ポートフォリオ」構成銘柄

では早速構成銘柄を発表するね


セクター別の投資割合は以下の表とグラフを見てね。地銀(地方銀行)の割合が大きすぎるので今後は、「優待廃止・改悪株」「原油高悪影響株」「エンジン自動車関連株」の増やしていく予定だよ。今後は新たな「不人気セクター」も見つけたいなって思ってるよ。


ヘムの 「 不人気株ポートフォリオ 」3月の運用成績雑感




2023年3月はヘムの「不人気株ポートフォリオ」は「TOPIX」を▲5.17%と大きく下回りました。米国発の金融危機の影響で地銀株が▲10.99%と大きく下落した影響です。


6つ全ての不人気分野で成績がプラスなのは凄い事でしょ。まだ運用期間は短いけど、不人気株投資は有効な手法では?と思えるね

ヘムは長く続いた米国グロース株、一強の時期がそろそろ終焉を迎えるのではと考えているんだ。代わりに伸びてくるのは日本の小型バリュー株と新興国株(BRICS等)だと思っているよ。少子高齢化&低成長が続く日本、独裁化が進み政治リスクが高まる中国やロシア・・・一見するととても手を出せる状況ではないと思われる投資対象先だね。「人の行く裏道に道あり花の山」・・誰も見向きもしない投資対象先にこそチャンスがある・・・10年後、20年後にこの予想があたっているかが見ものだね。

以下グラフは2022年1月以降の各ポートフォリオの成績をグラフ化したものだよ。「ヘムの不人気株」「ヘムのDOE採用株」「ヘムの優待株」いずれの指数も、TOPIXや全世界株式指数を上回った成績になってるね。今後も長期に渡ってこの傾向が続けば嬉しいんだけどね。

ヘムの 「不人気株ポートフォリオ 」設定来運用成績
では、詳細の運用成績です。
- 構成銘柄 全55銘柄
- 時価総額 15,655,338円(2023/3/31)
- 投資元本 12,820,000円
- 運用損益 +2,835,338円
- 運用開始時期 2021年11月
- ヘムの不人気株ポートフォリオ指数 12,867 (2021/11/1を10,000とする)
- 騰落率 配当込み +28.67%(運用期間1年間と5ヵ月)
- ベンチマークの①TOPIXは同期間で+0.12%、②配当込みTOPIXは+3.63%
- 「不人気株指数」がTOPIXを28.55% アウトパフォーム
- 「不人気株指数」が配当込みTOPIXを25.04% アウトパフォーム
- 2022年 受取配当額 合計337,709円(税後)
- 2023年 受取配当額 合計25,408円(税後)




6分野全てがプラスになってるね。セクター別では地銀が+27.57%と貢献しているね。エンジン自動車部品関連株も+15.31%と好成績だよ。不人気株PFをスタートさせたのは以下のように考えたからなんだ。
✅市場は悲観も楽観も過度に織り込む
✅特定の原因で叩き売られた銘柄は下方にミスプライスの可能性が高い
全分野プラス成績は上記仮説が正しかったんじゃないかなと思わせるよね。
ただ運用期間がまだ1年半なので今後も検証を続けていくね
ヘムの 「不人気株ポートフォリオ 」配当
ヘムの「不人気株ポートフォリオ」全体での年間受取配当見込み額は利回り4.2%(買い値比)の\559,250です。業績はそこまで悪くない銘柄が多く、財務状況もそんなに悪くないのに、将来性を悲観して株価が叩き売られている。又は短期的な要因で株価が叩き売られている銘柄が多いので、比較的低配当性向で高配当の銘柄多くなっています。

ヘムの「不人気株ポートフォリオ」は利回り4.23%(買値比)と結構な高配当だね


分野別の配当は以下のようになっているよ。放送局関連株以外はかなりの高配当だね

ヘムの 「不人気株ポートフォリオ 」各指標
以下はヘムの「不人気株ポートフォリオ」の各指標です。業績は悪くないのに叩き売られている、好財務なのに叩き売られている銘柄を中心に構成しているので指標はかなり割安ですね。全銘柄のPERの単純平均は10.11、PBRは0.48、ミックス係数は4.85とかなりの割安状態です。



ヘムの 「不人気株ポートフォリオ 」小型株構成比

ヘムは個人投資家の強みは小型株効果を享受できる事だと思っているんだ。
以下に不人気株ポートフォリオの構成比をあげておくね。不人気株PFには放送局や、銀行が多く含まれているから、ヘムが運用している他のPFと比較するよ小型株の割合はやや少ないんだ。
それでも小型株比率は71%と大半を占めていると言えるね


ヘムの 「不人気株ポートフォリオ指数 」ベータ値(β値)

β(ベータ)は「ある会社の株価」が「TOPIXとか日経平均とかの市場全体の動き」に対して、どの位敏感に反応するかを表す数値だよ。ベータ値(β値)の詳細はこちらにまとめているから見てみてね。

簡単に言うと、TOPIXに対するベータ値0.7のポートフォリオの場合は、TOPIXが100上がった時にポートフォリオは70上がり、TOPIXが100下がるとポートフォリオは70下がるイメージだよ。TOPIXに対するベータ値が1未満のポートフォリオは変動幅がTOPIXより抑えられていて、ベータ値が1以上の場合はポートフォリオの変動幅がTOPIXより大きくなるって事だね。
2023年3月時点のベータ値
- ヘムの不人気株ポートフォリオのベータ値(β値)対TOPIX 単純平均 0.73
- ヘムの不人気株ポートフォリオのベータ値(β値)対日経平均 単純平均 0.56

ヘムの不人気株ポートフォリオは、TOPIX、日経平均に対する変動幅が73%と56%で、かなりディフェンシブなポートフォリオと言えるね。


ヘムの不人気株ポートフォリオは2021年11月に運用を開始したところだから、まだ長期の成績は出ないんだ。それでも、ヘムの不人気株ポートフォリオは運用開来の1年5ヵ月間でTOPIXを29%上回った成績を残しているよ。運用開始以来の成績のグラフを貼っておくね。長期の成績で見た時に、①リスクを抑えながら ②市場平均を上回るリターンを得る という目標を達成できればよいなと思っているんだ。今後も、構成銘柄・投資成績を公表する事でこの検証を続けていくね。

ヘムの 「不人気株ポートフォリオ指数 」優待内容

ヘムの「不人気株ポートフォリオ」は案外優待銘柄が多いんだ。今月届いた優待はなかったけど、来月以降に優待品が届いたら報告するね
ヘムの 「不人気株ポートフォリオ指数 」スクリーンショット

ちなみに、ヘムは以下の様に実際にポートフォリオの銘柄を購入して、手数料や税金や配当を含めた成績を公表しているんだよ。




ヘムが運用している様々指数について
現在ヘムが運用しているポートフォリオには
- ヘムの「優待株ポートフォリオ」 全51銘柄 割安優待株で構成!
- ヘムの「DOE採用株ポートフォリオ」 全50銘柄 配当政策にDOEを採用の割安株で構成!
- ヘムの「不人気株ポートフォリオ」 全51銘柄 究極の逆張り投資!(通称嫌われ者ファンド)
- ヘムの「連続増配宣言株ポートフォリオ」 全16銘柄 連続増配を公表している割安株で構成!
- ヘムの「インデックス投信積み立てファンド」 e-Maxis中心にIndexfundを毎月積立て
- ヘムの「7資産分散海外ETFファンド」 バンガード中心に海外ETFを分散投資
- ヘムの「全投資 ポートフォリオ」 ヘムのすべての投資資産の全体の運用成績
があります。そのポートフォリオに実際に投資して、売買手数料や配当や税金をすべて含めた成績を長期に渡って公表していきます。
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